なぎさ

「伝えること」伝える、伝わる、気持ちを届ける。 私と仕事と家族とおうち時間。日常に溢れ…

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「伝えること」伝える、伝わる、気持ちを届ける。 私と仕事と家族とおうち時間。日常に溢れる幸せをきりとったエッセイ https://www.instagram.com/nagisa_support

最近の記事

私は、“わたしエクスプレス”の運転手

あなたは、電車の運転手。 “わたしエクスプレス”の運転手。 人生、という長いレールの上を 終点につくまで ずっと走らせている。 幼い頃は親が隣で 一緒に運転してくれていた。 だけど今は、 ひとり運転席に座って どの道を走るか どんなスピードで走るか どこの駅に停まるかさえも 自分が思うままに 運転できる。 停まる駅によって 乗ってくるお客さんも違う。 そして、そのお客さんが どの駅で降りるかは 自分にはわからない。 出会うタイミングも

    • 便利な世の中だからこそ、伝えなきゃ。

      伝える手段はたくさんある。 LINE、手紙、電話、みたいに 何かの媒体を通して伝える方法もあるし ハグ、手を繋ぐ、スキンシップから伝わる気持ちもある。 でも、 本当に想っていることを伝えるためには やっぱり自分の口からでる言葉を 相手に届けることって大切だなって思う。 LINEに書いたその言葉、 実は本当に思っているものじゃなくて 本音を隠した言葉だったりすることもあるし そのまま伝えたらちょっと刺激的すぎる言葉を オブラートに包んで包んで 包みすぎて伝わらなくなって

      • ママのこと、好きだけど嫌い。

        ママのこと大好き! と言ってくれた5分後には ママなんて大嫌い!!! という。 息子は、 なんでママのこと嫌いなの? ママはあなたのこと大好きなのに。 みたいなセリフを 期待しているのかもしれないけれど 私が返す言葉はいつも同じで、 そうなんだね、ママのこと好きじゃないんだね。 それでも良いんだよ、 絶対に好きじゃないといけないわけじゃないから。 〇〇くんが好きじゃないなら、それでもいいよ。 そんな風に言うから 息子はさらに機嫌が悪くなることも多い。 でもね、 自分

        • 「伝える」よりも「伝わる」を目指して

          「ママの言っていること、伝わってる?」 これは、私の最近の口癖。 子どもに何か注意するとき、 お願いをするとき、 “ママは”こう思っているんだ。 “ママの考えは”こうなんだ。と 私は、を主語にして伝えることを意識している。 子育てを始めて、もう7年経つけれど 何年たっても正解はわからない。 自分の主張も、 もしかしたら自分の中にある固定概念で それは世間からみたら一般論ではないかもしれないし 子どもの目線からみたら 受け入れがたいものかもしれないし どこの目線から

        私は、“わたしエクスプレス”の運転手

          君との境界線

          君との境界線は0だった。 24時間ずっと一緒で、 抱っこじゃないと涙がでていて ずっとおっぱいで育ったから 私がいないとお腹も満たされない。 お腹の中にいた時から 境界線はなかったのに いつからか少しずつ 君と私の間に境界線が生まれて、 それは太く濃くなっていった。 自分でやりたい、と泣くようになって 思い通りにいかないと怒って、 だけどママが手をだすと 「じぶんで!」と どうにかひとりで やりきるようになった。 そして、大きな黒いランドセルを 背負うようになった君

          君との境界線

          父との距離感

          私が20歳の時、父は急に亡くなった。 あれからもう15年以上経つのに 父が亡くなった実感は、まだありません。 父とは離れて暮らしていました。 私が6歳になる年に 父と母は離れて暮らす選択をして 私は弟と一緒に 母の実家(おばあちゃんの家)に 引っ越すことになった。 父が住む街から 車で3時間程の田舎町。 ちょっとでかけてくるね、 くらいの距離感だったから 夏休みや冬休みには 高速バスに乗って 弟と二人で父の家へ遊びに行った。 でも、高校生になった頃くらいから 父と

          父との距離感

          保育園に預ける意味

          7時間働かないと 保育園に預けられない。 一緒にいたいけど 自分の時間も欲しい。 保育園に預けないと ひとりの時間がつくれない そう思っていたあの頃。 いざ保育園に預けてみたら 7時間働かないと 退園させられちゃう、と 9時から17時まで働いて、 帰ってからも家事に追われて 自分の時間なんて一瞬もなかった。 なんのために働いてるのか なんで保育園に預けているのか なんで私はここにいるのか なんで私はママなのか 子どもを産まなければ もっと自由で幸せだったのか な

          保育園に預ける意味

          HSPママ、復帰したら子育てが辛くなった。

          長男が2歳の誕生日を迎える頃、 1度落ちた保育園から 急遽空きが出たのでと連絡があり あれよあれよと復帰が決まりました。 もう、幼稚園でいっか、って 思っていた時だったから 気持ちが追い付かなくて。 とりあえず、園から言われた 手縫いのエプロンを用意して (タオルとゴムで作るエプロン、夜な夜な縫った) 私の仕事用の服を3パターンくらい買ったら あっという間に復帰の日がやってきた。 復帰してからの生活は 想像以上の忙しさでした。 家を出るのは7時半、 登園時間は8時、

          HSPママ、復帰したら子育てが辛くなった。

          HSPママ、子育て辛くて仕事辞めました。

          2023年から、自分の想いをぽつりぽつりと書き始めたnote。 今年はどんなことを書こうかと お正月休みの間、子どもたちと自宅で遊びながら考えていたときに、 自分のことをもっと書こう。と頭に浮かんできました。 HSP気質を持つ私は ひとりの時間が大好きです。 (だからお正月も、自宅と近所の公園で過ごし、 家族とだけ関わるお正月でした) 結婚して子どもが産まれるまでは 自分のひとり時間を確保しながら 心の平和を保ってきたけれど 6年前、長男を出産した時から そのリズムが崩

          HSPママ、子育て辛くて仕事辞めました。

          大掃除も小掃除も進まない

          12月になると クリスマスのことと 大掃除のことが心配で 頭の中で忙しい。

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          大掃除も小掃除も進まない

          覚えてなくても、いいんだ。

          6歳と2歳の子どもたちが走り回る我が家は 彼らが走るはやさと同じスピードで時間が過ぎていって 毎日が慌ただしい。

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          覚えてなくても、いいんだ。

          頑張り屋さんのあなたへ

          目の前のことに忙しくなると 「前」しか見えなくなってしまうことも多い気がする。

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          頑張り屋さんのあなたへ

          時計と心臓

          ベッドに入ると 両側から子どもたちがくっついてくるので 寝返りもできないくらい狭いスペースで眠る毎日。

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          時計と心臓

          未来を変えるのは、簡単だった。─私の起業エピソード─

          雨の表参道でのランチ会が、 私の1年を大きくかえることになるとは その時は全く感じませんでした。 私は、当時1歳だった次男を 自宅保育しながら 育休中に起業を始めました。 自分の得意なことや好きな事なら 楽しく心地よく働けるだろう、 そう思ってスタートしたのは 自宅リビングでの ベビーマッサージ教室でした。 でも、HSP気質を持っている私は、 はじめましてのママさんと会話をすることが とても緊張するし苦手なことでした。 話をするのは好きなのに はじめましての方との会話

          未来を変えるのは、簡単だった。─私の起業エピソード─

          起業したほんとの理由はね、

          子どもが帰ってきたときに 「おかえり」が言える働き方がしたくて起業しました。 って、言っていてるけれど ほんとは違うんだ。 その気持ちもウソじゃない。 私が幼いころ、母は仕事で帰りが遅くて ちょっとだけ寂しかった経験があるから 来年小学生になる長男を 「おかえり」って迎えてあげられそうなのは とっても嬉しい。 でも、起業したほんとの理由は 辛いことから逃げたかったから。 子育てしながら 派遣社員としてフルタイム勤務をしていたけれど 私にとってはとてもとても大変でした

          起業したほんとの理由はね、

          お父さんがいなくても、だいじょうぶだよ。

          「うちには、おとうさん、いないんだよね」 「そうなの?なんでいないの? しんじゃったの?」 「いなくなっちゃったんだよね。」 でも、きのう会ったし、電話もしたけどね。 5歳の長男を保育園に迎えに行ったとき、 隣に座っているコウ君と絵を書きながら お互い紙と色鉛筆を見つめたまま 二人はこんな話をしていた。 コウ君が 「うちには、おとうさんがいなくて」 と話した言葉に、 驚きも何も含まない言いかたで 「へー、なんでいなくなったの?」 と話す長男の背中を見ていたら 二人を抱きし

          お父さんがいなくても、だいじょうぶだよ。