『ラストマイル』を観て
同僚のおすすめで映画『ラストマイル』を
近所のイオンシネマに観に行ってきました。
日曜日なうえ観賞料金が1100円になるファーストデイのため非常に混んでおり最前線で観たので首が疲れました…💧
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画、とのことですがあいにく私はどちらのドラマも観てませんでした💧
観ていた方がさらに楽しめたことと思いますが、観てなくても十分に楽しめました💫
満島ひかり、岡田将生、阿部サダヲ、火野正平などなどといった豪華キャストに加えて主題歌は米津玄師という最高の布陣なのでやはり人気があり、note 上でもたくさんの方々が感想を書いてらっしゃいます。
私はそこまで面白く感想をお伝え出来ないので、
ストーリーというよりも自分の感じたテーマを一点に絞って書きたいと思います📖
息詰まる社会
※少しだけ以下ネタバレがありますのでご注意ください
この映画は娯楽大作でもあると思いますが
その疾走感や面白さの中でもかなりシリアスに
社会の闇を抉り出すような名作だと前知識が
全然なかった私は感じました。
物流が完全に社会のシステムとなっており
少しでも速く届けるということがなによりも
至上命題とされる世界。
私もアマゾンなどを使うことはありますので
決して他人事ではありません。
手元でスマホで注文した物が翌日、場合によっては当日届くということが当たり前の様になってしまっている感覚は恐ろしいなと感じました。
その注文の先に現場で働き日々届ける人々がいるということ。ビジネスや医療でさえもそうした物流が滞れば立ち行かなくなる世界で、実際に届けるのは人間だということをつい忘れがちになっているのではないかと思わされました。
私も宅配の仕事をしたこともありましたが、
台風の中命がけでずぶ濡れになって届けた時に
なんで遅かったの?と言われた時は怒りを通り越して唖然としました…
物流に2024年問題という物があるそうです。
また、残業時間200時間!という過酷な業務で過労死した方もいらしたそうです。
映画の中で、流れるベルトコンベアを止めようと
する衝撃的なシーンがあるのですが
人の命よりも、少しでも速く物流を再開しようとすることの方にみんなの注意がいくところは
まさに今の社会の縮図なのではないかと感じ
ゾッとしました😰
そしてそれは物流業界には限らないのではないかということも。
私も心身を壊して2度も休職しているのにも
関わらず、過酷で不慣れな部署で毎日怒られながら仕事にしがみついています😭
そしてそれで得られるのは、今の生活をなんとか
維持できるためだけのわずかなお金です😭
私もこの流れを止めたいです😭
どうしてこんなことを
毎日しているのでしょう😭
はやく私も、主人公が全てから解き放たれて
安らかに眠っていたように解放されたいです😭
やはり忘れてはならないのは
人生をかけて仕事をしている人々がいるから
社会が円滑に回り
今日もアマゾンでお買い物が出来るということだと思います📦
今日は会社にお届けに来たクロネコヤマトの
お兄さんに自然と心から頭が下がりました🐈⬛
面白さとシリアスさが同居した
名画だと思います📽️