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アダルトチルドレンが、仕事のパワハラ上司から自分を守るために必要なこと

◉パワハラを受けて、失うのはメンタルだけではない

職場でパワハラをされることは、残念ながらあります。

上司だったり、同僚だけどベテランだったり、最悪は経営者だったり。

パワハラをする相手はもっともらしいことを言ってきますが、実際のところ話の中身は支離滅裂だったりします。

そんないつものパワハラも、できるだけ流そうとしたり、やり過ごそうとするのですが、どうしても「許せない」と気持ちを抑えられない時もあります。

「怒りがどんどん膨らんできて、日中の仕事もいつもの調子が出ない」

「仕事が終わって一息つこうとしても、頭からなかなか抜けずに何もやる気が起きない」

そんな時に、忘れてはいけない重要な視点があります。

それは、パワハラから自分を保つことに全集中していると、逆に自分の命とも言える「人生の時間」がどんどん溶けて失ってしまっている、という事実です。

なぜ自分を保とうとすると、自分の時間が失われてしまうのか。

それは、「パワハラに耐えられるだけの強く激しい気持ち」でいることに心と体のエネルギーを使いきってしまい、自分自身の人生の充実にまで気が回らず、結果いつの間にか何時間も過ぎてしまっているのです。

手付かずのまま放置されている買ったばかりの本や、習慣づけようとしていたのに一向に進まないnote執筆、また大切な人たちとの会話もどこか上の空になっていることに気づいたとき、失ったものの大きさに愕然とするのです。

◉かんじんなのは、パワハラに対抗するために、自分の大切な時間を使わないこと

アダルトチルドレンであるわたしは、子どもの頃から父親のアルコール問題が日常で、そんな異常な家庭環境に適応することで生き抜いてきました。

そのため、大人になった今でもその場の状況に無意識に迎合する習性が染み付いています。

そんな感情のバランスがデコボコなわたしは、人間関係で柔軟なコミュニケーションの加減がとても難しいのです。

それが周囲との人間関係のズレを生じて、生きづらい苦しみの一因となっています。

そして、そんな自分を変えようとして、簡単に迎合しない自分の気持ちを持とうと意識するのですが、逆にそれが落とし穴となっていたのです。

強く激しい気持ちで自分の不安定な心を押し通すために、逆に自分を生かすための時間を費やしてしまうことに気づけずにいたのです。

でも、本当に大切なのは「自分のスタンスで押し通ること」ではなく「自分が生きやすい環境になること」のはずです。

たまに怒りが行動のモチベーションになることもありますが、どこかで「見返してやりたい」という恨みがにじんでしまい、なかなか「幸せ」を感じにくいのも事実。

相手に対する頑なな気持ちで今の自分が辛いのなら、思考の方向性を変えなければいけない、と思うようになりました。

◉「自分にとって大事なもの」を自覚して、パワハラから人生の大切な時間を守ろう

パワハラは本当にツラいものですが、そんな相手のことに自分の時間を費やしては本当に人生の損失、もったいないですよね。

大切なのは、パワハラで失いそうな自分の大切なものに気づくこと。

パワハラに対抗することに支配されて、生きがいの時間や、大切な人との時間を過ごせないことに気がついたら、

相手が勝手に作ったステージからはこっそり降りて、自分のステージを作ってそこから相手をながめられるように、スキルを磨いていきましょう。

具体的にわたしが実践している方法は、

【目の前にパワハラの相手がいる場合】

「視線を相手から少しずらして」「若干あごを傾けて」話をよく聞いている仕草、つまり「所作」が意識して出せるように集中しています。

ここでのポイントは「パワハラ相手の話を真剣に聞かないこと」です。

相手は無自覚にむき出しの憎しみをぶつけてきますので、こちらが正直に向き合うと、あっという間に闇に落ちてしまいます。

「パワハラ」と「指導」は全く別物ですので、パワハラについては割り切ってやり過ごすことがなにより重要です。

【目の前にパワハラの相手がいなくなっても頭から離れない場合】

目の前から消えて仕事が終わっても、まだ相手の言葉が自分の心にへばりついて冷静でいられなくなりそうだったら、ちょっと強引にやりたいことの行動をしてみます。

わたしだったらnoteの記事を書くときは、気持ちが完全に整うより先に手を動かすことで、気持ちの切り替えをうながします。

とりあえず手が動き出したら、わりと無理なく気持ちも切り替わりやすいのかなと感じます。

わたしはnoteの記事を書くのに時間がかかるんですが、自分の経験があなたのなにがしかのお役に立てるかもしれないと思うと、頑張れたりします。

ここでのポイントは「頭(メンタル)よりもまず呼吸(フィジカル)を整えること」です。

というのも、不安定な気持ちの時は呼吸が浅くなっていることが多いので、ゆっくり長くお腹で呼吸することを心がけています。

そうすると、自然と思考も落ち着いてきますのでオススメです。

仕事は基本的には自分の人生のためにするものだと思っていますが、そのために逆に生きるエネルギーが失われていくのは、あまりにも自分がかわいそうですよね。

パワハラから自分のための時間を守ると決めたら、その余力の感情でやり過ごすくらいでちょうどいいのです。

パワハラは害悪以外の何物でもありませんから、そんな悪意に満ちたものに狂わされないように、これからの自分の人生を生きていきたいものです。

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