4つの診断名と発達障害
「発達障害」は複数の障害を一つのカテゴリーにまとめた総称。診断名ではありません。
グラデーションは個人によってちがいます。
発達障害に含まれる主な診断名として以下4つの種類があります。
ASD(自閉症スペクトラム)
ADHD(注意欠如・多動症)
LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)
その他:DCD(発達性協調運動症)、チック症など
※正確な診断のためには専門の医師や心理士による問診・面接・行動観察・検査などが必要。
わが子の診断名は
長女:ASD
長男:ASD、ADHD、DCDとチック症
次男:ASDとADHD
とあわせもっている状態です
特性の程度やしんどさの現れ方は、人それぞれちがいます
1)自閉スペクトラム症:ASD
(Autism Spectrum Disorder)
人との関わり方が苦手
コミュニケーションがうまくとれない
こだわりがある
行動や興味に偏りがある
1番がいい・融通がきかない
あいまいなことを理解するのが苦手
想像力が乏しい
パニックやフラッシュバックをおこすことも
偏食や感覚過敏をもっていることも などなど
「対人関係や社会的なやりとり」「こだわり行動」といった特性による困りごとが、
・複数の状況(学校や家庭など)で起きていること
・日常生活や社会生活で大きな影響が出ていること
・6か月以上継続していること
といったことが診断基準として記されています。
2)注意欠如/多動症:ADHD(Attention Deficit hyper Activity Disorder)
集中力がなく飽きっぽい。
忘れ物や物をなくすことが多い。
外からの刺激で注意がそれやすい。
感情をコントロールすることが苦手。
順番を待てない。
人の会話をさえぎる。
じっとしているのが苦手。
部屋が汚れていて片づけられない。
出かけるまでの準備に時間がかかり、遅刻を繰り返す。 などなど
不注意・多動性・衝動性などのうち1つ、もしくはいくつかが基本症状としてあり、国や地域にかかわらずおよそ5%程度の有病率といわれる。
一般的な数の教室には、2~3人がいることとなる。
「のび太くんとジャイアン」二人ともがADHDといわれています。
3)LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)Learning Disorder
音読できるのに漢字が書けない。
漢字が書けるのに読めない。
鏡文字になる。
算数はできるけれど国語がとても苦手。
おなじ文字をいつも間違える。
文章問題が苦手。
数を数えられても計算になるとできなくなる。 などなど
全体的な知的に遅れがないものの、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難さを示す様々な状態。
LDは小学校に入学して、学習をするようになってからわかることが多いといわれています。
4)発達性協調運動症:DCD(Developmental Coordination Disorder)
はしやはさみを使う
ボタンをとめる
ひもを結ぶなど
縄跳びが飛べない
階段の昇り降りがぎこちない
板書がむずかしい
スキップが苦手 などなど
身体機能に問題がないにも関わらず、協調運動に困難さが見られる特性です。
運動会や体育だけでなく、音楽や図工も苦痛になることもあり自己肯定感がさがりやすい。
氷山の一角として例えられる
実生活で見える部分は、ほんの少し
現れていることの下には、見えない困りごとがたくさんかくれています
自分の想いを言葉にするのはすごくむずかしいです。
たたく・自分を傷つける・こだわるのは原因があるから
学び方がちがうだけ
ADHDは、わかっているけどできない(自分の行動をコントロールできない)
LDは、わからないからできない(読み書きなど学習面で難しい)
DCDは、わかっているけどできない(手が思うように動かない)
似ているようで、困っている要因がことなります。学び方がちがうだけですので、専門家に相談しながら、家庭療育で特性になれていきましょうね。
※わたしは、医療職ではありません。ブログ内容は、個人としての見解です。
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