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山登りと人生

昨日は天気が良かったので、外でお弁当を食べようと、山に行った。


仕事で外出をしていたので、会社までの帰り道にある山に行ってみることにした。


自然に囲まれながらお弁当を食べる。天気も良くて、気候もあたたかくて、本当に最高だった。毎度のことながら「晴れ×自然」は、多幸感が半端ない。


この時間だけは、仕事のダルさとか色んな不安とか、そういった一切の負の感情が無効化される。こんな気持ちで毎日過ごせたらいいのにと本気で思う。


お弁当を食べ終えて、山の中を歩く。何度か登ったことがある山なので、なんとなく道は知っている。


午後からも仕事があるので、時間を気にしつつつ、これまでの記憶を頼りに山を歩く。前に登ったのは2〜3年ほど前で、その時に見た景色が思い出されて、懐かしい気持ちになった。


自然も春夏秋冬に合わせて、毎日、毎年、変化しているのだろうけど、それでも変わらない景色がそこにはある。


時代の流れは早く、あっという間に変化していく。そんな時代の早さなんて気にも止めず、季節や気候、天候に合わせて移ろう自然。うまく言えないけど、そんな自然のたたずまいというか、在り方が素敵だなと思った。



ここの山は何度か登ったことがあると書いたけど、山登りが趣味のおじいと一緒に登った。



「山登りは競争じゃない」



おじいがそう言っていた。その言葉は、今でも私の心に残っていて、山を登るとその言葉を思い出す。


山の中を歩いていると、色々な道がある。頂上までの行き方もいくつかある。どの道を歩いてもいいし、はやく頂上に辿り着くことが目的ではない。


それよりも、山を歩く中で、自然を感じ、鳥の鳴き声に耳を澄ませたり、途中に見える自分たちが暮らす町の眺めに足を止めたり。



山登りって、頂上に辿り着くよりも、頂上を目指す間に歩く道のりにこそ、たくさんの発見や気づきがあるんじゃないかと思う。それに、山登りをするからといって、みんながみんな頂上を目指す必要だってない。


山登りは、よく人生に例えられたりするけど、実際に山登りをしているとそれがよく分かる。


おじいが、「山登りは競争じゃない」と言うように、

人生も競争じゃない。



人生における頂上(目標やゴール)は、人によってちがう。歩く道も、歩くペースもちがう。資本主義社会の世の中は、はやく最短で頂上まで目指すことを求められる。


でも、大事なのは、頂上に向かう途中にある景色なんじゃないかと思う。


ひたすらに頂上を目指すのもいいけど、その途中にある美しい景色や小さな変化を味わいたい。


しんどい登り坂が続く時もあれば、平坦で歩きやすい道、滑り落ちないように慎重に歩く下り坂がある。頂上まであと少しだと思って頑張って進んだら、実はまだ半分だった。なんだあと半分もあるのかと思って、引き返したり。少し休憩をして、もう一度頂上を目指したり。帰り道は、行き道とは違う道を選んでみたら、全然違う方向に進んいて、結局引き返すことになったり。


これは、たとえでも何でもなくて、昨日の私の山登りの体験談。


帰り道は違う道にしてみたら、思っていた道と違って、午後からの仕事に遅刻しかけたのはここだけの話🤫


最後は小走りで山を下ったから、しんどかった・・・。仕事中に山登りなんてするもんじゃないですね。笑



でも、これって人生でも同じことが言えるなと思って。


人それぞれ、どのコースを選び、どんな道を歩いているのか、どこに向かっているかは違う。


しんどい下り坂がひたすら続くこともあれば、平坦な道を歩いている時期もある。自分がしんどい道を歩いている時に、平坦な道を軽々歩いている人が、うらやましく見えることもあるだろう。


それでも、どんな道を歩こうとも、心動かす素敵な景色はどの道にもあるなあと、山登りをして思った。


しんどいと下を向いて歩きがちだけど、顔を上げて、周りを見渡せば、心穏やかにしてくれる自然があって。


自分のペースで歩けばいいし、歩くのをやめて休憩したっていい。歩く道を変えてもいいし、来た道を戻ったっていい。


ほんと人生って山登りだ。





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