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会社員が辞められない

定期的にやってくる「今すぐに会社辞めたい欲」。会社員で働く方、共感いただける方いらっしゃいますかね。



なぜ、辞めたいのか

と考えた時に、やっぱり会社員で働くことが苦しいんですよね。会社で働いている時の自分って、死んでるよなー。というか、自分を殺して過ごしているように感じる。


冷静に考えると、会社で過ごす時間って、1日の3分の1以上を占めていて、身支度とか会社のことを考える憂鬱な時間とかも含めると、1日の半分以上になる。


え、待って。1日の半分以上の時間は、自分を殺して生きてるってこと?生きるために働いてるのに、その働いている時間は死んでるって、バカバカしい。


もちろんまったく楽しいと感じる瞬間がないわけじゃない。でも、「楽しい」とか「好き」と感じる割合は圧倒的に低い。前々から思っていたことではありますが、会社で働いている時の自分、好きじゃないなと。会社で働いていると、周りと自分を比較して、無意識に自分に否定的な言葉をかけていることが多い。



それなのに、

会社で働くのはなぜか

と考える。


それは、「安定」でしかない。安定を手放せないのだ。毎月決まった給料をいただけること、会社員という世間体。社会人生活を5年以上していると、この環境から抜け出せず、しがみついてしまうのだ。


「お金が貯まったら・・・」とか、「自分で稼げるようになったら・・・」と、至極現実的な考えをするようになった。じゃあ、それはいつなのか。ゴールが見えないから苦しい。



私が恐れているのは、

仮にお金が貯まったとしても、「もっともっと」とお金を貯めようとするのではないかということ。仮に自分の仕事でお金が稼げるようになっても、「これじゃあ足りないから、もう少し稼げるようになってから」と考えるのではないかということ。つまり、いつまで経っても会社員から脱出することができないのではないかということである。


それなら、思い切って、会社員を辞めて環境を変えてみようか、と思ったりするけど、そんな勇気がないのが現状である。いつまで経っても安定・世間体・見栄を手放せず、今の環境にしがみついているのである。



という思考をこれまで何度してきたことだろうか。会社員をやめるタイミングっていつなんだろう。会社員を辞めて、今よりももっとよくなるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。


それはやってみないとわからないけど、どういう選択をしても、私の人生はそれなりに続いていくのだろうなということだけはわかる。



「どうせ人は死ぬ」

近畿大学の卒業式で、本田圭佑さんがスピーチで言われていた言葉が思い出させれる。そう、人は誰しも必ず死ぬ。そうであれば、自分がやりたいことをやって、自分が好きな自分で過ごせる時間をいかに多く作れるか。死んだような時間を過ごしている場合じゃないんだよな。そうなんだよなぁ。



こうやって、会社員を辞めたい欲がやってきた時は、答えのない自己対話が頭の中で繰り広げられているのである。




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