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変わらないもの

昨日、整体に行った。昨年、首の凝りがひどくてどうにもならなかった時期があり、その時に出会ったのがこちらの整体だった。今は首の凝りも解消されたが、体のメンテナンスとして定期的に通っている。


なんと言っても施術してもらっている時間が気持ちいい。本当なら毎週でも行きたいぐらいだけど、さすがに出費が重むので、月に1〜2回ほどのペースで通っている。


プロに体をメンテナンスしてもらうのはいいですよ。とくに信頼できる先生に出会えると、身体的に不調を感じた時は、とりあえず行きつけの先生のところで診てもらおうとなるので、安心感があります。


そんな私の行きつけの整体は、50代前後の先生お一人で、自宅の離れの一室を使ってされています。建物は昔ながらの和風の造り。玄関の扉は引き戸になっていて、ガラガラと開けて中に入ります。玄関を入って左手が施術室になっているですが、畳が敷いてある10畳ほどの和室。そこに施術用のベッドが1台置いてあって、そこで施術してもらいます。昔ながらの雰囲気に心が落ち着く。


リラックスする音楽が小さめの音で流れていて、施術の時に使うタオルの匂いが洗濯洗剤なのか柔軟剤の匂いなのか、すごくいい匂いで癒される。



施術が終わると、先生が毎月作っているお便りをいただいた。お便りと言うと、今の時代なかなか耳にしない言葉だと思います。小学生の頃、担任の先生が作っていた学級通信みたいな感じです。そこには季節を感じさせてくれる言葉から始まり、健康に過ごすためのアドバイスなどが書かれています。決して今風のオシャレなデザインではなく、ワードで文字を打ち込んで作って、写真も何枚か貼り付けてあるレイアウト。それがまたいい。


紙を使う頻度も減って、なんでもデータで送りあえるデジタル時代だからこそ、一枚の紙に文字と写真がシンプルに印刷されたお便りにホッとします。オシャレやキレイなデザインはたしかに魅力的です。


でも、より書き手の気持ちが伝わるのは、デザイン重視のキレイすぎるものよりも、飾らないその人の思いが綴られた言葉なんだと思います。これから先、どんなにデジタルとかAIが発達しようとも、それは変わらないんじゃないかと、いただいたお便りを読みながら思いました。




最後に、お便りに書いてあった素敵な言葉を紹介します。


晴れた日は晴れを愛し、
雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、
楽しみなきところに楽しむ

小説家/吉川 英治



変わり映えのないように感じる日々も、自分が楽しみを見つけに行けば、いくらでも日常には楽しさが溢れている。短い言葉の中に、暮らしの考え方、自然へのありがたみは詰まった素敵な言葉に出会えました😁

最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️