歩いた映画の世界vol.2
外出が憚られるGWも数日が経ちましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は現代では珍しくなってしまったモノクロ映画について。
映像において『カラー』はもはや当たり前なっています。ですがその『カラー』がなくても伝える力の強い作品を簡単に紹介します。
(本記事は過去にSNSで投稿した内容に加筆した物になります)
波止場
日本公開日:1954年6月22日
Wikipediaのメソッド演技の項目に挙げられていた映画だったので勉強の意味も兼ねて鑑賞。
20世紀最高の俳優と言われるマーロン・ブランドの芝居に嘘はありません。
個人的には兄が殺されて復讐を決めたテリーの目が好き。
今後の自分の芝居に活かしたい。
ローマの休日
日本公開日:1954年4月19日
作品名くらいは聞いたことがあると思います。映画はもはや芸術です。
芝居と言いとても洗練されていてすぐに引き込まれました。
王女の容態を知らせるニュースが束の間の夢の終わりを告げるのが切ない。
アーヴィングが写真を渡すのがスマートで魅了されるしジョー・ブラッドレーが最後に宮殿を去る哀愁に心を打たれます。
嵐が丘
日本公開日:1950年12月9日
本懐を遂げた…て終わり方ですけどね。モヤッする終わり方。
キャストに演出は「色」がある今の映画に負けない芸術性を持っててヒースクリフの努力して生活や身分を変えたけど根本を変えきれなかった事を表す目つき表情の細かさに感銘を受けました。
最後のキャシーはズルいよ、あんなの。
以上の3作です。相変わらず主観たっぷりなのはご了承下さい笑
これらの作品は今では当たり前になっている『カラー』はありません。ですが出演されている俳優、クリエイターはその当たり前がなくても魂の籠った作品を産み出し世に送り歴史を作っています。
皆さんも良かったらそれに触れてみませんか。
(5/21に日本公開日を追記しました。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?