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書くことは話すこと

創作大賞があると知ったのは去年2023年の3月。
その時の私は小説らしきものを書き始めてから約一か月経ったと言う頃で
完成まで程遠くとても締め切りに間に合いそうにない。
その年の応募は諦めた。
だって、どうしても書けなかったから。

小説を書くにはまず始め
にプロットという設計図をつくる必要があると知ったのも
ある程度書き進めてからだった。
そうか、設計図も無しにいきなり家を建てるなど
無謀であるのと同様に小説も設計図が必要なんだ。

プロットを作成しても、直ぐに書けなくなる、行き詰まる。
やっぱり私には文才など無いんだ。
もう書くのを止めよう。。。
数か月書くことから離れた時期もあった。

どうして書けないのだろう?
書くことは、心の声を文章にして相手に伝えるということ。
つまり、話し言葉がそのまま文章になっている。
はっとした。
だから、書けないんだ。。。

私は普段から人と話すことを避けていた。
余計な一言を言わなければ誤解を生むことも無いし
無駄に衝突することも無い。
話さないという事は波風を立てずに穏やかに暮らすための処世術でもある。

そうか普段から自分の考えを言わない私は書く事も出来ない。

話さないのは、いつからだろう?
小学生?いや、それ以前、幼稚園くらいから?
なぜ、話さなくなったのだろう?

幼少期の記憶もほとんど覚えていない。
一体、私はどんな人間だったのだろう。。。
自分のことなのに、自分が一番よく分かっていない。

書くという行為は
自分の幼少期や学生時代を振り返ること。
そして、気持ちを整えること。
書きながらそう感じた。

それから、文章を書く=自分の気持ちを誰かに伝えるって、意外と楽しい。

これから少しづつ、小説の他にエッセイ的なものを交えて
過去や仕事や恋愛や家族のことを書いていこうと思う。
自己開示は恥ずかしくないの?
そんな声も聞こえてきそうだけど
生きていること自体が恥さらしみたいなので意外と平気。

どうぞ、これから末永くお付き合いお願いいたします。

あっ、そうそう。
一年間、あーでもない、こーでもないを延々と繰り返しながら
何とか仕上げた小説を
note創作大賞2024-恋愛小説部門-に応募してみました。










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