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British Brass Band《英国式ブラスバンド》

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英国式ブラスバンドそして吹奏楽に興味を持つ読者にお読みいただければ何よりでございます。
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#ブラスバンド

ブラスバンドコンテスト 其2 - 2

 1845年にヨークシャー州ハル近郊のバートン・コンスタブルで開催されたコンテストは、それを…

ブラスバンドコンテスト 其3

 初期のバンド・コンテストでは、楽器編成やその標準化はほとんど考慮されていませんでした。…

ブラスバンドコンテスト 其2

 ブラスバンドの発展はブラスバンド・コンテストが興行としての成功を重ねていたこととも深く…

ブラスバンド・コンテスト 其1

 コンテストはブラスバンドの発展に関わるとても大きな要素です。19世紀中頃からのイギリスで…

英国式金管楽隊独自曲事始 -その5

 様々なコンテストで演奏された課題曲や自由曲のなかのブラスバンド・オリジナル曲です。記載…

英国式金管楽隊独自曲事始 -その4

 ブリティッシュ・オープン(British Open Brass Band competition)は1853年に、全英選手権(Na…

英国式金管楽団独自曲事始 -その3

 1980年代に再発見された「ティドビル序曲」は、オペラ・カンタータ・オラトリオを含むシリアスな曲を書いていたジョセフ・パリーが1874年頃*1に作曲しました。この序曲がバンドマスター以外の作曲家がオールブラス編成用に作曲した最初の作品の一つであることは、間違いがありません。それはパーシー・フレッチャーの「労働と愛」の完成に先立つ事およそ40年ということになります。パリーとフレッチャーの間世代のクラシック音楽作曲家がオールブラス編成用の曲を発表しているのかについての情報はあり

英国式金管楽隊独自曲事始 - その2

 パーシー・フレッチャーがブラスバンドのために書いた「労働と愛」が1913年全英選手権の課題…

英国式金管楽団独自曲事始 - その1

 ブラスバンドの最初のオリジナル曲と広く認識されているのは、1913年全英選手権課題曲のパー…

ブラスバンド・ニュースを読む -その3

 140年前、日本なら明治17年(1881)のことです。はるか遠方の国、英国では「ブラスバンド・ニ…

北海道の ブ ラ ス バ ン ド

 ここで言う「ブラスバンド」は金管楽器と打楽器で編成されたバンド、いわゆる「金管バンド」…

ブラスバンド・ニュースを読む -その4

創刊号の内容 -2-フランス音楽祭  1881年頃のイギリス南部の地域ではブラスバンドが盛んで…

ブリティッシュ・オープン その5

1900年 ジョコンダ     LaGioconda   参考     ポンキェルリ(Ponchielli / C.Godf…

ブリティッシュ・オープン その4

間違いなくその楽譜をつかったと思える音源が6曲見つかりました。 1930年 オリエンタル・ラプソディ     Oriental Rhapsody     グランヴィル・バントック(Granville Bantock) 1929年 悲愴     Pathétique ・     ベートーヴェン(Beethoven /arr. ? ) 1928年 ロレンゾ     Lorenzo     トーマス・ケイリー(Thomas Keighley 1869-1935) 1927