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粉チーズの適量

以前、施術中にこんな話をしたことがある。
「そういったタイプの女の子たちは粉チーズの適量を知ってるんですよね。」


言うまでもなく私は粉チーズをかけ過ぎる方のの人間だ。
粉チーズがまとわりつき過ぎてモールみたいになったボソボソのナポリタンが至高である。

チーズのほかにも、以前クアトロフォルマッジに蜂蜜ドバドバかけたら「もう(蜂蜜)飲んだら?」と言われたことがある。
でもプーさんの仕事を奪うわけにはいかないし蜂蜜そのものが特別好きとかではない。

粉チーズも蜂蜜も、
ラーメンの味変に使うお酢も、
揚げ物につける味噌ダレも、
どうやら自分は「適量ではない」と気付いてから何年経っても分からないものは分からないし、なんなら適量で満足するとも思えないから
コンビニのわかめご飯おにぎりを電子レンジで温めて食べる無印良品系丁寧な暮らし女子なあの子には一生なれない。
地球に優しそうな服を着てニコニコとパートナーの隣を歩く華奢なあの子には一生なれない。
一生なれないのに、だからだろうか、とても憧れる。

私は今日も粉チーズを上手にかけられる全ての人に嫉妬しながらスタバでベンティサイズのアイスティーをガブ飲みする。

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