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永槻 藍
2021年11月30日 19:57
鼻が詰まった。匂いがわからない。いつもの納豆が美味しくない。梅干し、酸っぱいだけ。ずらりと並んだ香水たちがゴミと化す。視覚聴覚味覚触覚、問題なし。嗅覚、行方不明。私たちがいかに「香り」でものを食べていたか、いかに「香り」が気分をコントロールしていたか。嗅覚が弱っただけで世界が灰色である。味も匂いもとくにないお粥だけが、その温かさをもって私に寄り添ってくれていた。
2021年11月24日 17:08
11月の記憶っていつもなぜか薄い。去年の11月は何してたかな〜なんてカレンダーを見てみると意外と予定が詰まってて行動派だったりもするけれど。今年の11月は、来年に向けて色々と下準備をしていくぞ月間と題した。…題したはいいけれど思いのほか何かとちまちまとした予定があったり、疲労で頭がはたらかなかったりで「カウンセリングシート作り」と「確定申告の準備(領収書整理)」という二大早くやっとけ作
2021年11月10日 11:40
とある小説を読んだ。今までも独特な文章だなと感じる本はいくつかあったが、今回もそんな本に出会った。とても有名な作家さんなので少々期待しすぎたのかもしれない。読んでいる最中の気分は、うまく言語化ができないけれど…なんだかおやすみプンプンを読んでいる感覚に似てるな、と思った。ちなみにおやすみプンプンはとても好きだ。好きだからこそ例に挙げた。けれどプンプンを読んでいて明るい気持ちになるかと言わ
