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地場ゼネコンの実態を明らかにしてみる②

この記事を読んでいただきありがとうございます!
どうもアルパカ芋けんぴです。
今回の記事は、前回の続きになります。
もし良ければ前回の記事も読んで貰えると嬉しいです。
今回の目次です。





⑤業務フローがごちゃごちゃ

例えば、社内の書類を回す時、Aさん→Bさん→Cさんの順に印鑑を貰うとします。
この時、書類毎で担当がバラバラな上に、不定期で変わるので、いちいち担当を聞かないといけない状況です。
また、書類を回すときに、基本紙ベースで行ってるがゆえに、データで作ったのをわざわざ印刷するという手間がかかるのと、どこで書類が止まってるのか分からなくなるということもしばしば。
また、紙で見てのチェックとなるので、チェック漏れになることもよくあります。

⑥社内データが整理されていない

経営者はことあるごとに、水平展開と言うので、社内サーバーに水平展開すべきデータを保管して、誰でも見れるようにしています。しかし、単にデータを保管してるだけになってしまっており、活用するに至っていません。クレーム修繕や、施工図を適切に整理して、誰でも見れるようになれば、若手社員にノウハウを継承するのに役立つと思います。何よりそれ自体が会社の財産となるはずです。

⑦ノウハウはベテランの頭の中

地場ゼネコンの課題としてベテラン社員のノウハウをいかに、下の世代に伝えていくかということです。伝え方は口頭だったり、データだったり様々だと思います。特に施工図などデータはかなり貴重な財産だと思いますが、これがそれぞれの手元に残ったままになっています。⑥とも繋がりますが、こうしたデータを共有財産として、社内で広く、誰でもアクセスできる状況を作ることが、ノウハウを伝達していく上でも重要になってくると思います。

⑧cad=jww

建設業のcadと言えば、jwwでしょう。近年はBIMへ移行しつつありますが、地場ゼネコンとかはまだまだjwwのままです。経営者もBIMの存在は知ってるけど、回りがやり始めたら、わが社もという程度で止まってるのが現状です。

⑨Excel or PDF=デジタル化

⑧とも繋がりますが、働いていて「デジタル化」という言葉を聞かない時はないと思います。地場ゼネコンでも、もちろんデジタル化を進めようとなっていますが、ExcelにするかPDF(スキャンデータ含む)にしたらそれでデジタル化できていると思っています。そこがゴールではなく、むしろスタートとして、データベース化、データの連携まで行きたいのですが、なかなか理解してもらえないのが現状です。

⑩DXって美味しいの?

よくある勘違いとしてデジタル化=DXがあります。弊社の場合もそのパターンです。前提として、経営者がDXのことを理解せず、とりあえずDXと言っておこうとなってしまっています。それゆえに、口だけで全く実行されていません。

以上①~⑩の項目で地場ゼネコンの実態を明らかにしてみました。
これから、これらの課題を解決していく記事を書いていこうと思うので、良かったらまた読んで貰えると嬉しいです。

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