助けて

SOSが言えない

虐待のニュースを
最近よく見かけるので
反応してみます。

 
 
やったことに対して
擁護はできませんが
 
事件になるまで
追い込まれていた
と考えると
 
「こうなる前に
助けてあげられたら・・・。」
と考えるようになりました。
 
子どもだけじゃなく
親にも対しても、です。
 

批難をするのは簡単ですが
 
(私も気をつけなきゃ!)
という発想になれる人は
ごくわずかです。
 
自分は絶対そうならない!
私は絶対やってない!
 
みんな、そう思いたいのです。
 
(私は本当に大丈夫なのか?)
 
多くの人はそんなこと
考えたくもないのです。
 
 
 
僕たちって
SOSをなかなか言えないんですよね。
 
「助けてほしい。」
 
ものすごく勇気がいる言葉です。
 
マジメな人ほど、
しっかりしてる人ほど、
弱みを見せられないでいます。
 
「甘えてる」と言われてきたり
「男だろ!」と相手にされなかったり
「自分で考えろ!」と足蹴にされたり。
 
そうやって静かに
親や先生に失望し、
人に期待も信頼もしなくなります。
 
「もう誰にも頼れない。」
 
と考えるようになります。 
 
助けてほしいのに
「助けて!」
と言えなくなります。
 
 
 
頼れないので
自分だけで解決しようとしますが
次第に限界が訪れます。
 
親戚や友人に頼りたくても
頼れる人が周りにいません。
 
誰かにすがりたくても
拒否されたトラウマから
すがれないでいます。
 
そして、限界を超えてしまって
事が起こるようになります。
 
 
 
こういう問題の原因の1つは
 
『言いたいことが言えない』
 
ということです。
 
特に、
嫌だと思っていることを
口に出せない状態のことです。
 

  
両親や友だちには言えないことを
ブログやSNSでコッソリつぶやいて
うっぷんを晴らせるかと思いきや、
 
SNSでも炎上くらうからって
言えなくなってきています。
 
多くの人が
リアルでは感情にフタをして
言いたいことが言えないでいます。
 
ウザい上司や親への不満を
「これでもか!」と
吐き出したいのに、抑えつけてしまいます。
 
いじめられていることを
誰にも言えないでいる子と
同じような状態です。
 
嫌なことにフタをしていると
ずっとそれを隠そうとします。
弱みを誰にも見せないようになります。
 
「世の中には
自分よりももっと不幸な人がいる。」
と言い聞かせて
 
(自分はまだマシな方だ。)
(こんなことでへこたれてちゃダメだ。)
こう思ったりします。
 
 
 

僕の場合は、
 
学校で嫌なことがあっても
母は精神的に倒れていたので
切り出せないことがありました。
 
(私のせいで・・・)
 
とか言って
また自暴自棄のスイッチを
押させたくなかったからです。
 
背景は違っても
わりと誰でも起こることだと思います。



・・・成長すると、
 
職場では気丈に振る舞い
『マジメで普通の人』を演じます。
 
本当にマジメなのではなく
感情を抑えに抑え込んだ結果です。 
 

僕がそうなっただけで、
あくまで”なりそう”という話です。
 
 
 
確かに
罪を犯してしまった本人は悪いんですが
 
これまでずっと被害者だった
という人が多いんだと思います。
 
それがこういう事件の
悲しいところです。
 
 
 
個人にできることは
限られていますが
 
困っている人に手を差し伸べる勇気と、
「困っている」と素直に言える勇気を
 
持っていくことが
大切だと考えています。
 
優先席をゆずる勇気と
「譲っていただけますか?」
と言える勇気の両方です。
 
ときに甘えられる場所や存在が
現代人には必要です。
 
深い部分の癒やしが
僕たちに求められています。
 
 
 
とはいえ、
 
頼りたくても誰かにすがりたくても
すぐにそういう人が
現れるわけでもありません。
 
ひとり暮らしであれば
余計に辛くなります。
 
なので、まずは
『自分1人でもできることはないか?』
考えました。
 
 
 
ライターである
僕が考えた処方箋は、
 
誰にも言えなかったうっぷんを
紙にひたすら書きなぐってみることです。
 
「なんであのとき相談に乗ってくれなかったの?」
「どうしていじめらてる自分を
あなたは助けてくれなかったの?」
 
と本当は誰かに言いたかったことを
紙を使って言ってみるわけです。
 
紙に言いたかったことを
ぜんぶ言ってみる。
 
ここも結構勇気がいると思います。
 
書き終わったら
ビリビリに破くなり
シュレッダーに掛けるなり
ひどい状態にすると良いです。
 
保管しておくと後が怖いので
処分した方が良いですね。
 
それに、破いた方が
スッキリしそうです。
 
 
 
このようにして
今まで溜め込んできた
『感情の膿』のようなものを
紙に書いて吐き出すのです。
 
感情のデトックスです。
 
上っ面の良いことしか出せないのは
辛いことなので
嫌なもの、悪いことを
遠慮なく出し切るようにします。
 
あとは、
好きな映画や音楽を鑑賞して
感情補給すれば良いと思います。
 
 
 
そして身の回りの人を
大切に思うだけではなく
その思いを行動に起こすことです。
 
見守るだけは、気持ちだけでは
何もしていないのと同じことです。
 
管理と愛情は違います。
 
行動することが大事です。
 
 
 
・・・なお、
 
僕はカウンセリングの専門ではないので
1つの提案までにとどめておきます。
 
行政はあてにならないですし
悠長に待ってる場合でもないですし
 
まずは自分から
加害者になってしまわないように
予防しておくようにします。
 
(私は絶対にしない!)
 
と言いたいと思うんですが
僕もそう思ってますが
効果があれば広めたいので
まずは自分でやってみます。
 
 
 
他にも
この問題の解決になりそうな
良いアイディアがありましたら
ぜひコメントで聞かせてください。
 
どのようにすれば
親も子も、誰もが助け合って
生きやすい社会になるでしょうか?
 
どのようにしたら
溜まってしまった悪い感情を
うまく吐き出して
スッキリできるでしょうか?
 
 
ぜひあなたがひらめいたこと
今言いたいことを聞かせてください。
 
お待ちしてますね。
 
 
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
 
 
nagatouch
 

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