何かに依存する事は悪いことばかりではない

人は何かに依存しなくては生きてはいけない生き物だと思う。
会社の人をイラつかせるのが得意なあの人も、いつも無口で気持ちをあまり人に出さないあの人も、きっと何かに依存しているはず。
それが人なのか、はたまた食べ物なのか、音楽であるのかそれは様々な依存先があるだろう。

依存といっても一概に悪い事ばかりではない。
それがあるから心を平穏に保てるなんて事もあるだろう。
何にどう依存するにしても、良い塩梅と言うものがきっとあると僕は思う。

なぜ急にこんな話をしたかと言うと、僕はあるものに依存してしまっている。
それは、ツイストパーマと呼ばれるパーマの種類で、髪の毛がチリチリクネクネになるアレである。
初めは好きなアーティストがツイストパーマ(以後ツイツイスト)を当てていて、カッコいいな、自分もあの髪型になりたいな!と思って人生初のパーマを当ててみたのが始まりである。

あれからかれこれ7年間ずっと同じ髪型なのだが、最近になって気づいたことがある。
もう普通の髪型には戻れないと。

7年もの間ずっと同じ髪型で、ずっとチリチリで、毎日まいにち鏡に映る姿はおなじである。
そこに一種の安心感まであったりもする。そして7年もの間同じ髪型なのに飽きる事も、やめたいと思う事も一度もなく、きっとこのパーマに出会えた事は人生を大きく変えたキッカケでもある。
元々クセの強い髪質で悩んでいたところに、このパーマが生かされたのもここまで好きになれた1つでもある。

そんな愛着のある髪型なのだが、最近少し気になることがある。そこそこ良い年齢にもなり、薄毛が少し気になり始めてきてしまった。職場では毎日ヘルメットを被っているので余計かもしれない。
ついにだ、ついにそんな事を気にしなくてはいけない年齢へと近づいてきてしまった。
いつか、そんないつかがもうそこまで来てしまっている。
今すぐどうこうでは無いものの、このままツイストのような薄毛を加速させるパーマのままでいいのだろうか?そんな事をよぎってしまうようになってしまったのだ。

ところがどっこい。7年もの間飽きずに続けてきたこの髪型を今さら変えられるはずもない。
愛着すらある。安心感まで感じさせてくれる。
ズブズブに依存してしまっているではないか。
もういっそこのままズブズブな関係で行けるところまで行ってやろうか!とも思ってもいる。

ハゲたくはないが、やめたくも無い。
やめればハゲない保証もないが、やめなければ加速する未来がきっと僕を待ち受けている。
そもそもハゲることに対してネガティブすぎる気もする。(ハゲ連発で申し訳ない)

とにかく、依存する事は悪い事ではないが、良い塩梅で良い距離感で何事にも依存していきたいと思う。
引き返せなくなる前に、盲目になるまえに、あなたも一度自分の依存先との関係を考えてみてはいかがだろうか。終始なんの話やねんで申し訳ない。



ありがとうございました。ではまた。

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