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僕は音楽に出会えたから今を生きられている

僕は生粋の音楽好きであると断言できるほどに、音楽が大好きである。
いつからだろう、幼い頃からよく音楽は聴いていたものの、なんとな〜く好き。ぐらいだったものが、いつからか僕の日常にはいつも音楽がそこにあって、いつだって僕を肯定してくれた。

大人になるにつれて、音を聞くというよりかは、その曲に散りばめられた言葉を、心に取り込むような聴き方に変わっていった。
一歩前に足を進める勇気をくれ背中を押してくれたり、ひとり孤独な時には「お前は一人なんかじゃない」と曲を通して語りかけてくれた。

友達がいなかったとき、家が貧しくて月末になるといつも母が泣いていたとき、誰にも自分の存在が理解されないんだと思って孤独だった時。
どんな時だって音楽の存在が僕にっとては、生きる希望であり、暗闇の中の微かな光だった。

僕にとって、ここまで人生が変わるきっかけになるぐらい、好きになれたものは初めてであり、好きという言葉では足りないぐらい、音楽には感謝している。
生きてきた中で、心が壊れてしまいそうな時が何度かあった。
そんなとき、必ずその時出会うべき音楽と出会うことができ、乾き切った心を潤して、何度も何度も救ってくれた。
そんな音楽には、本当に頭が上がらない気持ちでいっぱいである。

趣味とか好きなことある?と聞かれた時に「音楽が好きでよく聴きますし、ライブにも行ったりします!」と答えると、よく
「あ〜昔は好きでよく聴いてた頃もあったなぁ、大人になって聴かへん様になってもうたけど」と言われることが度々ある。

僕は断言できる。これから先もずっと僕は音楽を聴いているだろうし、好きでいられると。
音楽は僕が今生きている理由であり、意味であるのだから、絶対に手放さない。人生で唯一僕に、自分らしさを教えてくれたものだから。

僕が死ぬその瞬間を選べるのなら、10-FEETの「蜃気楼」を爆音で流れた空間で、大好きな人達を思い出しながら、眠りにつきたい。
まだまだ旅の途中。これからも心を震わせて生きていきたいと思う。



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