セルフ添削#1過去の記名記事を自分で添削してみた
「ライターさんに役立つコンテンツを
何か作れないかな〜?」
と、ずっと考えてました。
そして思い付いたのが、この企画です。
私がライターとして書いた記名記事は
幸いにも
ほとんどそのまま残っています。
そこで
私の過去記事を私が自分で添削し、
その内容を
そのままお届けすることにしました😊
ちょっと恥ずかしいけど
(いや、大分か!笑)
執筆や推敲の参考になれば
うれしいです。
今回、添削するのは
私が初めて書いた記名記事。
いろいろ恥ずかしいけど
公開します。笑
では早速、添削スタートです!!
1.改行が少なすぎる
1つ目の添削ポイントは、
改行が少なすぎること。
スマホで見たらもう
とんでもなく読みづらい…!😱
▶︎スマホなら3〜5行が理想的
スマホで読む人が多いメディアなら、
3~5行に1回は
改行をするのが理想的ですね。
ポイントは
「行間」と「空白行」です。
行間を広くとっているメディアでは
あまりに改行を多く入れすぎると
間延びした感じがして、
反対に読みづらくなります。
改行のタイミングには
クライアントのこだわりも
関係してきますので、
案件に合わせて
変化を付けるといいですよ👍
ちなみに
私のnoteはスマホでの閲覧を
想定して書いているため、
改行をかなり多めに入れてます。
では
次の項目へ移りましょう!
2.話の始まりが唐突すぎる
これは
先ほど添削したのと同じ箇所です。
話の始まり方が唐突ですね〜。
そもそも
見出しタイトルが
「女性も出世できる」だけだと
ふわっとしすぎ。
何を書いてある段落なのかが
分かりづらいです。
▶︎見出しタイトルは分かりやすく
この記事では、リード文に
「理由を2つ紹介する」と
書いてあります。
冒頭でそう宣言したなら、
見出しタイトルは
理由1.〜
理由2.〜
もしくは
1.〜
2.〜
といった書き方にすると
読者が記事の流れを把握しやすいですね。
ポイントは
記事の流れを意識すること。
流れを意識して
見出しタイトルを直すと、
こうなります。
直す前が、こちら👇
直した後が、こちら👇
もくじを見ただけで
その段落の内容が分かるように
見出しタイトルを考えることは、
分かりやすい記事を作る上で
かなり重要な概念です。
これ、とっても大事ですから
ぜひ覚えておいてくださいね!
▶︎段落の書き始めには「結論」を
分かりやすいタイトルを付けた上で
段落の始まりに
「1つ目の理由は…」
といった言葉(いわゆる結論部分)を
持ってくることも大切なポイントです。
書き出しに結論を持ってくることで
読者の頭に内容が入りやすくなります。
今回の記事で例えると、
こんな感じですね👇
段落の始まり部分では
クドクドと前置きをしたり
「急に何の話?」と
読者を混乱させたりせず、
ズバッと結論を伝えること👆
これも分かりやすい記事を書く上では
タイトルの付け方と同じくらい大切なので
ぜひ覚えておいてくださいね😊
はい、次〜!
3.「~たり」の使い方が間違っている
次の添削ポイントは
「〜たり」の使い方です。
「〜たり」は
2回以上くり返すのが原則ですが、
この記事では
1回しか使っていません。
もしこの場合で使うなら、
こうなります👇
「~たり」は正しく使えていますが
とても読みづらく、
分かりづらい文章ですよね😅
さらに問題なのが、
並列すべき内容ではないこと。
「〜たり」を使うなら
並列できる内容でなければいけません。
1つ目に日本の法律を挙げたなら
2つ目のアメリカについても
法律を(もしくは類似の出来事を)
取り上げなければ、
正しく並列したことには
ならないのです。
▶︎「〜たり」は無理に使わなくてOK
今の私がこの記事を添削した場合、
アメリカのくだりはバッサリ切ります。
切る理由は、その部分がなくても
伝えたいことを説明できるからです。
アメリカのくだりを切ったということは
当然「〜たり」も使いません。
多くの場合、
無理に「〜たり」を使わなくても
伝えたいことは伝えられるハズです。
むしろ使い方がよく分からないうちは
無理に使わない方がいいかもしれません。
・この表現が、なぜ必要なのか?
・本当に、この表現でなければいけないのか?
・もしかするとほかの表現を用いた方が
分かりやすいのではないか?
分かりやすい記事を書きたい人は、
この辺りについても
自問自答しながら進めてみてくださいね😊
はい、次〜!
4.「多い」と言い切る根拠は何?
「え~1つ目の見出しだけで
こんなに引っかかる箇所があるなんて……」
と思うほど、1つ目の見出しから
先に進めません(笑)
当時の私、さすが初心者😓
4つ目の添削ポイントは、
根拠のない断言です。
「多い」とは、どれくらいの割合を指すのか?
何を根拠に「多い」と言い切るのか?
この辺りについては
しっかりとした提示が必要です。
提示できないのであれば
それは単なる「主観」ということ。
そんな記事には
何の説得力もありません。
それどころか
読者に間違った情報を
伝えてしまう恐れすらあります。
明確な数字を示す場合は
もちろんのこと、
「多い」「少ない」と表現するなら
根拠の提示を心掛けましょう😊
はい、次!
5.似た言葉をくり返すのは△
最後に紹介する添削ポイントは
言葉のチョイスです。
似た言葉のくり返しを
「間違い」と言い切るのは難しいですが、
個人的には「修正が必要」と判断します。
今回の記事でいうと、
例えばこれらの箇所です👇
上記の部分では
「〜では」→「〜には」
「〜くれる」→「〜られる」→「〜られる」
「当たる」→「ある」
と、似た言葉をくり返しています。
さらさらと流し読みをした場合は
気にならないかもしれません。
ただ声に出して読むと、
少し違和感があるんですよね。
例えば👆の文も
「ただ声に出して読むと、
ちょっと違和感があります」
とした場合、違和感が生まれます。
ん〜ウマく説明できないけど…
無意識に
ダジャレを言ってしまったときのような
何とも言えないダサい感じです。
ではどのように直せばいいかというと、
例えばこちらの文章👇の場合は
こう直します👇
まだまだ改善の余地はありますが、
「与えられると考えられる」
という表現は無事に回避できました。
▶︎声に出して読むのが大事
執筆後にそのまま納品をする人は
そういないと思います。
おそらく、最低でも一度は
推敲(見直し)をしますよね。
ただせっかく推敲をするなら
一晩は寝かせる(時間を置く)
& 声に出して読むのがオススメです。
誤字脱字を含め、
文章の違和感に気付けるかどうかは
音読をするかどうかで大きく変わります。
もし午前中に書いたなら、
夕方まで置くだけでも違いますよ!
どちらも欠かせないポイントですので
ぜひ今日から試してみてくださいね😊
あとがき
今日は、
『永瀬なみ』として初めて書いた記名記事を
添削してみました。
我ながら恥ずかしいクオリティ……
でも、だからこそ
ここからどんどん伸びていくワケです😊
これからも、こんな感じの添削記事を
月に一度くらいは紹介したいなと
思っています。
いや~それにしても
引っかかるところがありすぎて
予想外の時間を要しました…笑
もし完璧に直すなら本当は
こんなもんじゃないんですけど、
時間と文字数の都合上、今回は
ここまでということで😓
でも
スマホ内で定規を使って
蛍光ラインを引けるなんて、
iPhoneの写真加工すごい😱!
と発見できたので、
書いて良かったです😁
では、また🤗
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