今年の乗り越え方を考えている
さあ、世界的な激変の年です。
とくに経営者の皆さんは、どう舵を切るべきか、毎日頭を悩ませていると思います。
フリーター第三形態
僕は、小さいなりにも経営者という立場ではあるものの、どん底からのたたき上げで、今でも「フリーター第三形態」くらいの意識ですので、精神的に落ち込んでいるなどということは一切ありません。
コロナが爆発的に拡散した期首の予想では、今年度の売上見込みの半分が消えたということで、普通ならかなり焦る場面ではあります。しかし、不謹慎にもワクワクしてしまったんですよね。
世が乱れた時ほど下剋上のチャンス。僕なんかははっきり言って失うものなんて無いのです。この波乱を、乗り切れない理由は見当たらないし、なんならポストコロナこそ、自分が住むべき1段上の世界にいけると思っているくらいです。
厳しい状況でスタートした今季
春~夏は予想通り、多くの仕事がキャンセル。新規のご依頼もお断りせざるを得ない状況が続きました。
世間では、「テレワーク」という言葉がすっかり定着しました。もともと在宅ワークが基本の僕は、休校が長引く子ども達の喧噪から離れるために、自宅外へテレワークしたいとは思ったもの、そういうわけにもいきません。
そういった状況で、足りない頭脳をフル回転させてアイディアを出し続けました。それは別にコロナのせいで余儀なくやってるわけではなく、昨年だって同じように食っていくのに必死だったので、とくに珍しいことをしているわけではありません。
晴耕雨読
こんなとき、あらゆるアプトプットの礎となるが、やはり読書です。外出がしにくい今こそ、ますます本を読むべきです。
春から初夏にかけて、コロナ関連の書籍が続々と出版されました。
この手の時事ネタというのは、三年後に読んでもあまり意味がありません。
国際情勢や政治について書かれた本なんかもそういう特色がありますね。
だから、コロナ関連も、早々に新刊を買って、話題が冷めないうちに売ってしまえというスタイルでした。
コロナショック・サバイバル 著・冨山和彦
そんな中、本屋さんでたまたま目に留まったこの本。
現在は、kindle版が購入出来るようです。
タイトルの通り、この時代をどう企業は、個人は、どう生き残るべきかという話がされています。
読んでみると、これって、コロナ以前から書いていたんじゃないかな?っていうくらい、経営における「そもそも論」ということも多いです。つまり、コロナのせいで潰れるのではなくて、今年からは会社の基礎疾患がことごとくあぶり出されるというわけです。
人間が感染したときと同じだな・・なんて、まあそれにかけたんでしょうけど、変なところで納得してしまいます。
お金の流れを理解する大切さ
そうそう、僕もそういう時代は遠からず来ると思って、小さい商売だからといってお金のことを曖昧にせず、3年ほど前から経理の勉強を色々重ねて防御を固めていたのです。
もし経営者のかたが読んでいたらお伝えしたいのは、財政の健全化というのは、小さく回っているうちに確実にやっておくべきです。これからは副業をする人もますます増えるでしょうから、本業がサラリーマンでも、そのことに気づくべきですね。
そんな思いで、手に取った本でしたが、キャッシュフローの事やマーケットのスケール感についての見通しなどが書かれています。
根性論で上等
現場直結のノウハウというよりは、精神論的なところでがっかりする人もいるのかもしれませんが、ノウハウ本って往々にしてつまらないことが多いことを考えると、個人的には精神論、根性論で推してくれた方が好きなのです。
そんなわけで、斜め読みしたら売ってしまうくらいにおもって前評判もなく手に取った本でしたが、これは、時々読み返すべく手元に置いておきたいと思っています。
おわりに
国際的にも、日本国内も、経済情勢で波乱が起きるのは、まだ少し先になるでしょう。
今は、一時的な災害に近いような感覚で世の中が動いていますが、「今さえしのげば・・」なんていう希望的観測も、そろそろ廃れてきているでしょう。何か商売始めてみたいなんて人がいたら、ほんとうに今がチャンスだとは思いますよ。
僕は、毎日が楽しいです。
明日は何がまっているのか。特に今年は、こうしてドキドキしながら後半戦もあっという間に過ぎて行くんだろうな。
「パルプンテ」が怖いと感じたら、それは自分の成長が止まっているって事かもしれません。
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