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未来の自分が成長しているために、たった一つの今やるべき事
あれもこれも中止、縮小とイレギュラーな一年で、なんだか落ち着きませんね。そんな渦中の、この夏・・・
すばらしいオファーがありました。
高校時代の同窓会をたどって、母校で特別講師の依頼という声がかかったのです。本当に、有り難く名誉なことです。
このことは、何よりも僕自身を大きく成長させてくれる縁となりました。
今日は、アウトプットの機会が何より大事というお話です。
これは、現役の高校生(僕にとっては26、7年後輩)の前でお話しをするという企画です。同じ学校を卒業した先輩が、どのような思いで卒業し、現在は社会でどのように活躍しているかということを語ります。
学校祭を含む、ほとんどの行事は中止されてしまっているなか、この企画だけは、毎年とても有意義かつ、日頃の授業と同じスタイルで実施できることから実現することになりました。
昔話は現役生の役に立つか?
さて、どんな話に持っていきましょうか。
高校時代はこんな感じでした、その後大学ではこんなことを学び、こういう業界で就職し、今はこういう役職です・・みたいなことでしょうか。
自分が高校生のころだと、基本が「大人は基本クソ」って思っていたので、そんな話は全然聞きたくないんですよね。しかも、僕の場合は、色々波瀾万丈だったので、現役生が聞いたところで決して真似したい人生では無い。
高校生のご両親となると、僕より5~10歳ほど年上の人が多いでしょうか。
若く子を授かった夫婦だと、同世代もいるでしょう。
その中で、会社員じゃなくて、跡継ぎじゃなくて、自分でビジネスを立ち上げた人ってどのくらいいるかな。ドン底で泥水すすった経験がある人はどれくらいいるかな。
そう考えると、役に立つかどうかは別として、僕の高校卒業後の歩みを話すだけでもけっこう面白いのかもしれない。話している僕の方は全然面白くないのですが。苦笑
失われた20年
最近は30年ともいわれていますが、一般に失われた20年と言われているのは、90年代~の経済の停滞していた時期のことを指します。
ちょうど丸かぶりのこの期間。僕の人生も完全に失われていたように思います。
高校生以降、身体は成熟し老化への折り返しを迎え、一応就職して、経済的にも親元を離れ、結婚もしたのがこの期間。
こういうのは一般的に「大人になった」、「成長した」ということになるのかもしれないけど、精神的にはどうかというと、低迷どころか、総崩れになっていった時期であります。
この20年のうち、最初の十年は自分で気付かないうちにどんどん落ちていきました。
外面は適当に見栄を張って、充実した振りをして、仕事もプライベートも頑張っているかのように振る舞っていましたが、今になって振り返ると、今日の欲望を満たすこと以外は何も興味がないみたいな脳みそになっていたことを思い出します。
底付き
「底付き」って、たぶん、アルコールや薬物の依存症治療の用語なんでしょうね。僕は、そういった業界に関わる機会も多いので普通に使ってしまいますが、ピンとこない方の為に説明します。
そういった依存症等を理由に、地位や財産、人間関係など大切なものを失って、言葉を選ばずに言ってしまえば、死ぬ一歩手前の落ちるところまで落ちることですね。
依存症治療には、この底付き体験が必要だと、わりと肯定的に捉えられています。まだ逃げ道があるうちは依存から抜け出せないということですね。
酒を断つか死ぬかの2択みたいな状況になって、本人の向上心と共に底上げした方が良いと言うことです。
順調だったのは高校までで、その後は本当に親不孝も色々有りましたが30歳を過ぎた頃がどん底だったかなと思っています。
そんな状況でも、妻は逃げずに支えてくれたわけで、本当の底付きを経験した人からすると、甘っちょろい範囲かもしれません。それでも、その頃の体験というのは、僕の一生を左右する転機になったことは間違いないです。
そんな話は、高校生にはちょっと過激かもしれないけど、先生に習えない貴重な体験談になるのかな。反面教師的にはなるけど。
未来を語る
実際の所、つまらん思い出話をして終わろうとは思っていないのです。
「あの頃は良かった~」「今になって思えばあの頃の苦労は~」なんて話はは、自分が想像しているより相手は聞きたがっていないものです。
ここ5年くらいは、僅かながら時間的にも余裕が出来てきたので、その時間を埋めるように読書量が増えました。
読書量が増えて一番感じて居ることは、どうして高校生のころにこういう本を読んでいなかったのか悔やまれます。シドニーシェルダンばかり読んでたな。あとは、エンタメ小説も読んでました。クライマーズハイとか後に映画になったのですが、本が出たころ僕は高校生。通学のバス中で読み、涙が止まらず困ったことを覚えています。
高校生の未来に向けて、本当に伝えたいテーマが絞られてきたので、それを実現するためのメソッドはやはり読書だということも伝えなければなりません。
高校生の彼らが、近々飛び込んでいく大人の世界を作っているのは、今、中年の僕らだけど、それ以降は、同じ未来を作る同志になっていくのです。
高校生に向けて話が出来そうだと思うネタに出会うと、時々メモをしておいたりするのですが、実は、それがそのまま、自分の未来を作るノートでもあるということに気付きます。
待ちきれない!早く大人になりたい!
って思ってもらえる様な話にしたいと思います。
アプトプット優先
そうそう、こうやってnoteを書く人も、インプットの吸収率というのは、アウトプットしてない人に比べると、次元が違うと思います。
「情報は発信しないと入ってこない」というのはよく言われます。
これは、ギブアンドテイクで成立っているからだと思っていたのですが、最近そういう意味じゃないと言うことに気付きました。
情報発信する気が無い人は、せっかく重要な情報に触れても頭に入らないのです。目に入っても見えてないのです。見えている世界の次元が低いので、結果的にみえた気になっているのは、その次元の低い情報だということです。
母校での出張講義はまだ1ヶ月半くらいあります。
誰かに伝えなければいけないという前提でアンテナを張っていると、ネットで本でも、その他の活動に関しても、情報の入り方がすごいんですよ。
人前で話すことでもいい、こういったSNSでもいい、とにかくアウトプットするということは、とんでもなく自分を成長させてくれること間違いないです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます^^ いただいたサポートは、今後もよりよい記事を書くための情報集計費に充てたいと思います。よろしくお願いします。