夫婦仲良しで
世の中、殺伐としていたり、暗い話題が多いから、ほっこりした話を書こうかな。
今日の昼間、市内のスーパーに買い物に行ったときの話。
50代後半くらいのナイスミドルなご夫婦がいてね。
長身で白髪交じりのダンディな旦那さんと、頭二つほど背が低く、色白で可愛らしい顔立ちの奥さん。
仲よさそうに買い物していたんだ。
「仲よさそう」と言っても、若いカップルみたいに、ベタベタしているわけじゃない。絶妙な距離感で、のんびりと買い物を楽しんでいた。
僕らも夫婦で歩いていたわけだけど、予定の時間内に用事を済ませたたかったし、けっこう急いで必要な物を探していた。
そのご夫婦とすれ違ったのはお菓子売り場。
奥さんが、一度手に取ったお菓子の袋を、苦笑いして棚に戻したの。
それを見ていた旦那さんがね、イタズラっぽい笑顔で「買いなよ~」って。
奥さんは、ニコッと笑って「じゃ、お言葉に甘えて」と、もう一度お菓子を手に取ってカゴに入れた。
***
素敵だよねー。
なんかいいなー、って思ったよ。
エ?うち?
まあまあ、仲良いと思うよ。それなりに。笑
最近は、子どものこととか、家族自慢、リア充な話をSNSに投稿すると、カンに触るのか、攻撃してくる人がいるんだって。
だったら見なきゃいいでしょって話なんだけど、アンチほど熱心にチェックしているんだよね。
そういう習慣って、変わった一部の人だけじゃなくて、たぶん人間の本能というか、誰しもが腹の底では持っていることなんだろうね。
だから、他人の嫌なところが、つい目に付いてしまうという人も、普通のことだから悲観的になることはない。
それよりも、そんな自分に気付いたってことはチャンスだよね!
他人の嫌なところ見ても、こちらも楽しいわけがないもの。
きっと、何か変わった方がいい。
よく、「誰しも良いところがあるはずだから」なんていう人もいるけど、僕はそう思っていない。苦手な人は苦手、嫌いな人は嫌い。
正直いえば、そんなもんでしょ?笑
苦手な人の長所を無理して見つけるのは、けっこう苦痛だと思う。
そんなことに神経をすり減らすなら、苦手な人とはなるべく距離を置いて、素敵だなって思う人を見つける方がいい。
距離を置くのが大事で、絶対に攻撃しちゃいけない。
ナイフを持って敵と戦っていることを想像するとわかりやすい。
面と向かって斬り合うのはもちろんハイリスク。待ち伏せして、不意打ちしたころで、どんな返り討ちにあうかわからない。それよりも、なるべく敵と合わないようにする、出くわしたら逃げる、というのが、一番怪我しない。
言葉でも同じだと思うのね。
言葉の怪我を避ける。相手を傷つけないように、そして攻撃されないようにするためには、我慢じゃなくて逃げる方が良い。
そして、素敵な人を探す。
黙ってゴミを拾える人。
笑顔で迎えてくれる人。
すっと、身を引いて先を譲ってくれる人。
気にして探し始めると、意外と街には素敵な人がいるもんだよ。
そういう人を見逃して、気に障る人ばかりあえて探して、「はぁ?なんなのあの人?」みたいなことを思っても、誰も得しない。
誰かが私の事を悪く言ってる?
あるよね~そういうこと。
その人はまだ、それが不幸なことだって気付いてないんだよ。
以前の自分のように。
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