イタリア人とパン 〜古代ローマから現在まで続くパンへの情熱〜
南北に長いイタリアにはいろいろな形のパンがあります。そのパンについて書いたエッセイです。
「イタリアのパン」
「パンをひっくり返して食卓に置くと、父親に怒られるんだよ」・・・40代のイタリア男性に聞いた話。
初めてイタリアのパンを食べた時に、それまでにバターたっぷりのフランスパンや色々な物が入れこんである菓子パンが良いと思っていた私には、あまりに不愛想に思えた。だからイタリアの食の中でたいした物じゃないんだと浅はかにも思っていたら、それが文頭の言葉である。そこでようやくイタリアのパンには、特別な意味があるらしいと気が付いた。
エミリアロマーニャのコッピエ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?