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【朗報】マネジメントは1人でやらなくても大丈夫?
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はじめに
マネージャーの皆さん、「マネジメントは自分1人でやるものだ」と思っていませんでしょうか?安心してください、マネジメントは1人でやらなくても大丈夫です。
マネージャーは「上司」「横のマネージャー」「外のマネージャー」の3者を駆使して、自分のチームにベストなマネジメントを行います。
マネージャーはこの3つのキャストを適切に使う舞台監督のような役割も担います。
今回はこの3つのキャストをどう使ってどうマネジメントしていくのか?
ということについて書きたいと思います。
上司から客観的なフィードバックをもらう
![上司](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49647300/picture_pc_55f2e823b61c505bfb1283aa46db3c16.jpg?width=1200)
上司はあなたのことを一番客観的に見てくれている人です。
なぜなら、上司の大きな役割のひとつに「あなたを評価すること」があるからです。あなたを評価する必要があるので、あなたのことを客観的に見ざるを得ません。組織の構造上、あなたを見る義務がある人です。
ただ、客観的に見た結果をいつでも教えてくれるわけではありません。
上司だってあなたに気を遣います。
「もっとこうした方がいいと思うけどあんまり言うとな・・・」なんて常に思ってます。思ってることをそのまま言ってくれるとは限りません。
ですので、客観的なフィードバックを上司任せにしていては、その全てを話してもらうことは難しいでしょう。半期に1回の評価の時にフィードバックされるのみ、ということにもなりかねません。
それでは非常にもったいないです。あなたを客観的に見ることを「役割として・義務として」を担ってくれている人など早々いません。その人からフィードバックをもらわない手はありません。
あなたが「フィードバックをください」と取りに行くことが大事です。
その一言で上司はどれほど伝えやすくなることか。
あなたに伝えて良いのだと安心して、様々なフィードバックをくれます。
以下の4つの観点でフィードバックをもらうと効果的です。
①【戦略】チームの目標・方針やKPIは適切か
②【組織】チームの体制やメンバーアサインは適切か
③【仕組み】管理シートや会議体などのチームを回す仕組みは適切か
④【自分】マネージャーとしての自分の言動で気になることはないか
自分だけではその欠陥に気づきにくいことでも、上司であれば適切にフィードバックをくれるかも知れません。
そのフィードバックで、チームの成果は大きく変わります。
また、頻度高くフィードバックを求めることで上司を自分のチーム運営における共犯にできます。
自分だけでなんとかしようとしすぎて自分のチームをブラックボックスにしてしまうことは良くありますが、上司と共犯関係になれるくらい頻度高く相談しておけば、上司も安心してあなたに協力できますし、あなたの「自分で何とかしなければ」という心理的な負荷も軽減されるはずです。
横のマネージャーと一緒にメンバーを見る
![横](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49647313/picture_pc_0b0c666b2e89e83a8fac1412641e72b5.jpg?width=1200)
本音がわからないメンバー、活躍できるアサインがなかなかできないメンバーなど、自分だけでは何とかし辛いメンバーはいませんか?その時は横のマネージャーを頼ります。
自分のチームのメンバーについて、タイプ・Will・Can・アサインメントを整理した一覧表を作成し、ぜひ他のマネージャーに開示してみてください。
![アサイン管理](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49645694/picture_pc_f0bc57fe17a5563f0217f622023233ca.jpg?width=1200)
▶参考:4つのメンバータイプとその活かし方
▶参考:メンバーに「この仕事、やりたい仕事じゃないです」と言われたら?
表を開示したら、以下の観点で相談します。
①【聞く】自分と深い関係構築ができていないメンバーに、自分の代わりに●●を聞いてくれないか?
例)Willを聞く
②【教える】自分が得意ではない業務を、自分の代わりに●●を教えてあげてくれないか?
例)外部とのコミュニケーション方法を教える
③【アサイン】自分のチームだと活躍できるアサインが無いのだけど何かそちらのチームで適切なアサインはできないか?
自分1人ではなんとかできないことでも、横のマネージャーと連携すればできることが増えます。そしてそれは、メンバーの活躍のためになります。
横のマネージャー同士が連携する組織では、1人のメンバーに対して提供できるマネジメント施策が増えるため、メンバーが受けられる恩恵も増え、結果的にメンバーが活躍し、成果を出し、それが会社全体の成果向上にもつながります。
横のマネージャー連携が仕組みとしてできている会社は非常に強いです。
外のマネージャーと学び・交流する
![外](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49647333/picture_pc_27dba4604d41d16c7edd05350cf8b0ee.jpg?width=1200)
同じマネージャーという立場の人と共に学び、交流することで、以下のようなことが可能になります。
①【切磋琢磨】ライバルとして切磋琢磨し、自分のモチベーションを高める
②【インプット】同じような立場の人が実践していることはそのまま自分の実務でも活きる
③【ガス抜き】社内では誰にも吐けない弱音を吐き、辛い時に支え合う
ベンチャー企業は社員の数も少なく、同じマネージャーという立場の人はそれほど多くはありません。
ベンチャー企業のマネージャーは孤独です。
社内で励まし合い、切磋琢磨する仲間もいない。
同じ立場の人同士での学び合いが少ない。
上司にもメンバーにも愚痴や弱音を吐くわけにはいかない。
ですので、外でマネージャー仲間を作りましょう。
仲間作りのポイントは、「同じことを学んで共通言語がある」深いマネージャー仲間を作ることです。
出会うだけだと「知り合い」にはなれますが、「仲間」にはなりません。
同じことを学んだ関係であれば社外の人であったとしても「仲間」になれます。
そして、仲間になれば、切磋琢磨できるし、深いインプットもし合えるし、辛い時には支え合えます。
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さいごに
マネジメントは1人でやるものではありません。
■上司からフィードバックをもらいマネジメントの質を高める
■横のマネージャーと連携してメンバー毎に最適なマネジメントをする
■外のマネージャーと学び・交流することで自身を磨く
このように、マネージャーは上司・横のマネージャー・外のマネージャーとの強固な連携関係を構築し、チームマネジメントに臨みます。
私には、この3つを使うことなく「全部1人で」やろうとしていた時期が長くあります。上司はうるさいからできるだけ避けようとしたお陰で致命的な戦略ミスを犯し、横のマネージャーと連携しても無意味だからと自己開示を拒んだお陰でメンバーには多くの機会を損失させてしまいました。そして、外のマネージャーと学ぶ機会はありませんでした。
上司・横・外の3キャストを使ってマネジメントしていれば当時の何倍も良い結果を残せたことでしょう。
マネージャーの皆さん、全部1人で背負わなくて大丈夫。
3者をフル活用してメンバーにとっても会社にとっても自分にとっても最高のマネジメントを行いましょう。
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