朝ドラ”前半”アレルギー

『朝ドラ』というものを、以前の私は見たことがありませんでした。
いや、ないというか、見ないようにしていたところがあります。
（結婚してからは強制的に見せられています）

理由は明白で、”当時は当たり前とされていた考え方”みたいなのを見せられるのが嫌だからです。
今よりも少し前の日本を題材にしているため、戦争に対する考え方とか、男とは・女とはこうあるべきだとか（もちろん男尊女卑も含む）、個性や才能よりも家柄をみる上司とか、平たく言えば理不尽な扱いをしてくる、そういう存在の役柄が必ずと言っていいほど出てきます。
それをどうにかしていくのが主人公なのですが、理不尽な場面を見るたびに「バカなんじゃないのかな？」と思ってしまうのです。

話が進むにつれて、時代も近代化してくるので、考え方も新しくなってきて、だんだん見やすくなります。
当たり前とされていた考え方が、話の中でも”古いもの”という扱いになって、今を生きる私でも納得できる価値観になっていくことが多いです。
そこまで我慢すれば、毎朝楽しく見られます。

時々でいいので、そんなに昔ではない時代のものを取り扱ってくれたらな、なんて思ったりしています。
それだと一生を描けないから、難しいのかな。
（半分青い、は途中から見ました）