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晴れの日も雨の日も#185 甘え上手とか可愛げとか

世の中には甘え上手という人がいる。拙noteに頻出するおでん屋のスタッフも自称甘え上手だ。自分でできることも人に頼んだりするという。なるほどそういうところが店の看板娘の面目躍如なのだろう(お世辞😂)。
あんまり人に甘えすぎでだらしない、というのは困りものかもしれないが、甘え上手というのは人間関係の潤滑剤をうまく使える人なのだと思う。

私は長い間その反対側で生きてきた。
自分のできることや守備範囲を増やすことには人並みならぬ関心や意欲があったが、人に頼るということは下手くそだった。あわよくばなんでもできるながいさんになって、少しでも人様や社会に役立つ人間になりたいと強く思いすぎていた。

そのおかげで自分の人生のドアが開いたところもあるのだが、トータルとしてそういう”自力でんでん”の生き方はどうなのか。
ひょっとしたら、自分が守備範囲を広げたように見えて実は人の守備範囲を侵食していたり、自分が一人で頑張りすぎることによって人の出番や成長を阻害したりしていただけでは?なんて最近思うことがある。

そんなヤツは、周りから見れば助けてやろうという気にはならない。むしろ「ほんならおまえ一人で勝手にやっとけや」というのに近い。
可愛くないのだ。

一人で頑張りすぎずに、
もっと人を頼って、
ありがとうと感謝して、
ニコッと笑って、
あなたがいてくれて良かったわ、と相手を持ち上げて。
仮に上手くない結果になったとしても、「ザンネン❤」とそれを相手と共有して。

と、ここまで来ると「甘え上手」というのから少し逸脱してくるが、そんな生き方の方が周りともうまくいくし何より自分自身が楽になるのではという気がしている。

そんなことをいずれ「おでん屋シリーズ」で書きたいと思っていたら、海野さんの記事から「可愛げ」という刺激を頂いた。甘え上手と可愛げは私の中でどこか通底している。

海野さんは可愛げのキーワードとして「素直さ」を上げられた。
なるほどなるほど。確かに素直じゃないヤツは可愛くない。逆は間違いなく真理だ。
じゃあ、素直なら可愛げがあるのか。素直さは必要条件だが、十分条件なのかしら??他の因子はないのかしら??

たとえば、憎めないという見方はどうか。
なんか許しちゃんだよねー、というタイプ。
これはたぶん悪気や邪気がない、ということなのだろう。真っ白い心を感じさせるような笑顔を見せられると、ま、いっかー、と誰しも思ってしまうものだ。
少なくとも、ずる賢いとかコスいなんてのは可愛げの対局だ。
真っ白い心という意味ではいわゆる天然系というのもひとつの要素かな。

また、人懐っこいなんてのも大事なのではないか。それにはまず自分が胸襟を開いて人に好意を示すことが近道だ(脱パン党綱領😂)。

さらには、一緒にいると気分が落ち着く癒し系となると、かなりレベルの高い可愛げという気がする。

いじられキャラというのも、いじっても大丈夫という安心感とかいじりたくなるという親近感は、ほとんど可愛げと言ってもいいのだろう。

海野さんも可愛げのある人でいたい、と思っているし、それとは違う裏街道をまっしぐらに歩いてきた私も、今、そう思う。で、どうしたら可愛げがあるのか、というとそれは結局自分の心のあり方なのだろう。
素直で純真な、できれば少年のような心。
そして一人で頑張ろうと思わない。
そう思ってしまうと心が自分一人のことだけで占められてしまう。そうではなく他の人もそこで共に息づいている感じ。
そしてそんなのが外から見てもよくわかる。
こんなジイさんになりたい。

難しいのは、それは意識して努力してやるのでは不十分で、自然にすっとそうなって初めて本当の可愛げになるということだ。ま、私も、肩に力を入れずにゆるゆるとそんな方向に進んでいきたい。老い先短い身、間に合うのかどうか知らんけど😂

アガパンサスが見頃を迎えている。今年は紫陽花はやや不作もこちらはバッチグー(ふる😂)。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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<予定(但し、臨時差し替え頻発😂)>
#186 ダルマ 
#187 願いを叶える前編
#188 願いを叶える後編

(つづく)

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