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「晴れの日も雨の日も」 #92 アンディサイコー!

アンディは親会社時代の3年先輩だ。全くの偶然だが、同じ中学の先輩でもある。

アンディは大学時代は軽音部だった。若い頃は会社のクリスマスパーティーなどで、何人かでゴスペルを披露したりしていた。なかなかカッコよかったことを覚えている。私とアンディは若い頃からの遊び仲間でもあり、アンディが東北支店長だった頃は、何度か仙台で酒を飲み交わしたりもしていた。

アンディは今年65歳。今般子会社の役員もおりた。私が会社を辞める少し前に、ぶらっと挨拶に来てくれ、私の将来構想を話したことがある。するとアンディも、保育士の資格を取って第2の人生を幕開けするという。なかなかチャレンジングやないか。やるねえアンディ。応援しまっせ。




そんなアンディから神戸でライブをやるというお誘いがきた。
私も歌はキライではないが、コンサートとかライブなんか行ったことがない。
「キャンディーズのランちゃんは う◯こなんかしない」
「いや、ピンクレディーのミーちゃんはおならもしない」
などと友達と言い合っていた頃、キャンディーズのコンサートに行ってみたいとは思ったが、無骨 純情 奥手 根性なしと4拍子そろったながい少年はとてもじゃないがそういう華やかな場所とは無縁だった。

さて、生涯初ライブ。どんなんか全くイメージも掴めない。
12:30開場。
入ってみると、そこはバーだ。
おっ、ビール飲めるんか。ウイスキーもあるやん。
こうなったら、私には怖いものはない。

しばらくして登場したアンディ。私は颯爽と花束を届けた。アンディが私のことを会場の皆さんに中学の後輩と紹介してくれる。
私は「アンディサイコー!」と声をかける。
そして、アンディの中学の時の同級生と「今津中学バンザイ!」と乾杯する。なんやこれ、オモロイやんか。

バンドのメンバーはアンディの軽音部のつながりだ。年格好もみんな似たようなもん。しかし、皆さんボイストレーニングをされているのか、年に似合わず実に立派な声だ。感心した。

熱唱するアンディ




私は中学は水泳部、高校は陸上部(長距離)、大学は体育会水泳部(水球)という生粋の体育会系人間だ。正直言って、軽音なんかチャラチャラしやがって、とバカにしていた部分がある(アンディごめんね)。
しかし、なかなかどうして。
ステージの上のアンディもその仲間もカッコよかった。
むしろ、いくつになってもできる趣味があって、その趣味でつながれる強固な仲間がいるというのはとてもステキだと思った。
細君に、「この歳になると、音楽とか絵心を趣味に持つ人は羨ましいわ」と言ったら「あんたかってあるやん。書くとか」と言われた。ま、確かに書くことは結構好きだし、noteは楽しんで続けているが、アンディのステージに比べると圧倒的に華やかさが欠乏している。

アンディはなかなか優秀な営業マンで(ごめんね上から目線で)、仕事もちゃんとしていたし、パリッとしてユーモアもあって、人気モノだったが、こうして見るアンディはまた一段と輝いていた。
カッコええやん。正直見直した。
ホントに自分を解放してるんやなあと思った。輝いて生きる・自分を解放する・表現するが私の脳裏でつながり、これ掘り下げたらnoteのネタになるぞ?などと少々マジメに考えてしまった。
アンディ、誘ってくれてありがとう!ちむどんどん、したで〜!

アンディ、カンパイ!

※祝日は臨時投稿のはずが、一昨日はついうっかりしてしまった。
 かわりに本日投稿する。したがい、今週は23日(祝)まで4連投!

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬長井 克之
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<予告>
#93  やる気のないヤツ
#94  ギャップ
#95  信じる
#96  「奇跡」ー男女の友情はムリなのか?
#97   オマエ一体ナニモノやねん

(続く)


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