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「ながい」と申します。人生折り返し地点付近。仕事は新規事業開発。新しいこと大好き。あき…

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「ながい」と申します。人生折り返し地点付近。仕事は新規事業開発。新しいこと大好き。あきっぽい。

最近の記事

「日本の分断」 三浦瑠璃 感想

この本は面白い。 三浦瑠璃は、いつも通り冴えている。 豊富な知識をつなげて、新たな着眼点、新たな表現で、興味深く、示唆に富む内容。 迂闊に読み飛ばすことを許さない博士的な文章が難点。 戻りながら読んで、3回目にようやくわかるケースも多々あるのは、私の弱い短期記憶が影響しているのかもしれないが、複雑な内容を正しく伝えるための技術かもしれない。 前半で、値観調査のデータを利用して以下の点を論証している。 ① 日本の選挙においては、米国のような社会軸・経済軸上の「価値観」

    • 投資の見直し中

      投資資産の見直しを考えてます。意外と気づきが多かったので共有。 契機になったのは、 アセット・アロケーション(資産分類間での配分)が、パフォーマンスの9割を決めるという実証研究があるということを知ったことです。 アセット・アロケーションは、もともと、ある程度は考えていたのですが、なんとなくズルズルと修正してこなかったので、このタイミングで見直します。 投資資産の大分類としては、①安全資産と②リスク資産の2種類で考えています。改めて計算すると現在の構成は下のチャート通り

      • 今は、REITに投資しない理由

        わたしは不動産に弱気。人口動態が悪化しているのが最大の懸念。 私は、不動産は長期で見ると人口の関数だと思っています。 人口が増えれば、オフィス、商業施設、住宅はニーズが増えるはず。 そう考えると日本REITは避けている。最近は、結構上がっているのですが、長期で持つのには恐怖感がある。 政策の大きな変更があれば人口同街が変わる可能性もあるが、いまのところ人口は確実に減少すると考えている。 米国のREITはインフレ、長期債、不動産イールドの同時上昇(価格は下落)リスクを懸念 米

        • セブンイレブンのグアテマラコーヒー

          セブンのグアテマラ。120円と白色のセブンコーヒーより20円高い。 味は好みなのであろうが、うまい。 最近のコンビニのコーヒーでは断然好きである。 一方で会社の下にファミマがあるので、 ファミマの「濃いめ」が私の通常の定番である。 こちらもおいしいと思うのだが、値段が変わらない。 大変にありがたいのであるが、商売人としては「おい!」と言いたい。 当然に原価は違うはずなので、「デフレしてどうする」。 ・・・とファミマの担当に突っ込みたい。 十分すぎるくらいおいしいんだか

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          投資タイミング ドルコスト平均法は 間違い?

          よく言われる「ドルコスト平均法」や投資における「時間分散の効果」は、アカデミックな世界では、否定されていたんです。ご存じでしたか? (=正確には活用の合理性は多くのケースで否定されていました。) 本当にビックリしました。 有名な手法なので、なんとなく実践もしていたのですが、わたしの利用方法も間違っていました。 少なくとも、不合理な利用をしていました。 特にドルコスト平均法は、かなり「特殊なケース以外では、効果は得られない可能性が高い」というのが結論です。 今回は、現金が

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          米国株はバブル状況?

          【NASDAQ100の長期チャート 現在と過去】 昨年に極端に上がったQQQ(NASDAQ100に連動するETF)を見ていきます。 QQQの構成銘柄はGAFAやテスラを含むNASDAQの金融を除く大型100社です。 この長期チャートを眺めると、昨年からの上昇が気になります。 最近、上昇スピードが加速しています。特にコロナ以降は明確に加速しました。ですので、これを見ていきます。 (出典) チャートだけ見ていると、そろそろ天井なのでしょうか? ・・と素直に思ってしまう

          米国株はバブル状況?

          インフレヘッジのために、何に投資するべきか?

          先に結論だけ書くと、 ① インフレを心配して金や不動産に投資するよりも、成長企業に投資するほうがインフレ対応になると思う。一般にはグロース株と言われるカテゴリーへの投資です。 ② インフレに備えて、何かに投資するかより、もっと大事なことがあるとすると、「現金を持ちすぎない」ということかと思います。サラリーマンの私は、少し気を緩めるとポートフォリオの中で現金が増えてしまう。放置していた債券が償還されてたり、株の売却代金をむやみに放置されていたり・・・。インフレ対策上では、こ

          インフレヘッジのために、何に投資するべきか?

          格差社会の原因と処方箋:  「階級「断絶」社会アメリカ」(チャールズ・マレー(著)2013

          この本は、橘玲のベストセラー「言ってはいけない」のネタ本。本の主旨と、私の意見をメモにしておく。 最近なにかと話題の「格差」は、「知的能力」の差異により生じる。 ちょっと直球すぎますが、個人の実感とも符合する。 ・・・ 最近の高額所得者は、頭が良い方々。 新上流階級は、知的能力が高いことを特徴とする。概ね高学歴の両親のもとに生まれ、一流大学や大学院を卒業し、同類の配偶者と結婚し、特定の地域に住み、週末に山や海に行き、食事に気を使い、肥満は少なく、子供の教育に熱心で、新聞

          格差社会の原因と処方箋:  「階級「断絶」社会アメリカ」(チャールズ・マレー(著)2013