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ジャック・オ・ランタン 憐れなある男の話


🎃 Trick or Treat!

すっかり忘れていましたが、今夜はハロウィンですね~。
さきほど、グーグル先生に色々聞いていたときのことなんですけど、たまたま『ハロウィン』と入れて検索かけてみたら、ブラウザに下の方から、何やらかわいい幽霊たちが、ふわ~~っといっぱいでてきました 笑

『ジャック・オ・ランタン』と入れてみると、今度は大量のカボチャが画面を埋め尽くす!! 笑

最近の演出がだんだん凝ってきていて、おもしろいなぁと、思わず笑顔になってしまいました笑


🎃 ハロウィンの起源

ハロウィンは、もともと古代ケルト文化の秋の収穫感謝祭が起源です。
この日は、亡くなった霊が家族や親族を訪ねてくるとも伝えられているのですが、それと一緒に誘われるようにして、悪霊や悪魔たちもやって来て、畑を荒らしてまわると言われていました。

そんなさまよう魔物や悪霊たちと同じ格好をして、モンスターたちの仲間ですよ、とアピールして厄逃れ、難を逃れるために、生きている人間たちは仮装するようになりました。

こういった古代ケルト人たちの大晦日のお祓い行事がルーツにあると言うことは、結構もう知れ渡っているお話かと思います。


🎃 ジャック・オ・ランタン

そしてこの時に忘れてならないのは、ジャック・オ・ランタン(Jack-o'-Lantern)
くりぬいたカボチャに明かりを灯してランタンにして飾られているのも、誰しもが疑うことなく、思い描かれるハロウィンの絵だと思います。

んが! しかし!!笑 👈力入りすぎたw

実はこの、ジャック・オ・ランタン、もともとはカブだったってこと、ご存知でしょうか 笑

ずる賢くて、乱暴者で、ケチで嘘つきなジャックという男がいました。
大の酒好きでもあったジャックは、あるハロウィンの夜にも大酒をかっくらい、散々酔っ払った時に、地獄から出てきた悪魔と出会います。

悪魔は、狡猾なジャックの魂を奪おうとしましたが、ジャックは悪魔に、「俺の魂をくれてやるから、最期に満足するまで酒を飲ませてくれ」と頼みます。
悪魔はその願いを聞き入れて、コインに化けて酒代を払おうとしました。
ジャックはすかさず、十字架で悪魔が化けたコインを押さえつけると、自分の持っていた財布に悪魔を閉じ込めてしまったのです。

降参した悪魔は、10年間はジャックの魂を奪わないと約束したことで、解放されました。

そして約束の10年後。
悪魔は再びジャックの前に現れ、魂を取ろうとするのですが、またもやジャックは「最期に、あの木になっているリンゴが食べたい!」と言います。

今度こそ最期だと思った悪魔は、リンゴを取りに木に登るのですが、ジャックはすかさずその木に、持っていたナイフで十字架を刻み込みました。
十字架のせいで、木から下りられなくなってしまった悪魔は、もう二度とお前の魂を奪わないと約束します。

それから何十年もの時が過ぎ、ジャックは寿命でこの世を去りました。生前の行いが良くなかったジャックは、当然天国には行けません。仕方なく、地獄へ行くのですが、そこにあの悪魔が現れて言ったのです。

「お前の魂は取らないと約束したから、お前を地獄には連れて行けない」

どこにも行けなくなってしまったジャックは困り果ててしまい、悪魔にどうしたらいいのかと訊ねます。
悪魔は元来た道を戻るように言いますが、もう死んでしまっているジャックは生き返れるはずもなく、現世にも戻ることは出来ないわけです。

ジャックは天国にも、地獄にも行けずに、仕方なくここまで来た道を引き返そうとしますが、そこは暗く冷たい闇が広がるだけ。ジャックは心細くなって、悪魔に明かりをくれと懇願し、悪魔はそれを聞き届けて地獄の小さな炎の塊を分けてくれたのでした。

「この明かりが消えてしまうとき、お前は永遠に暗闇をさまようことになる」

そう悪魔に告げられて、この炎が消えたら大変だと思ったジャックは、道ばたの畑に転がっていたカブをくりぬいて、その中に炎を灯して、ランタンの代わりにしました。

結局ジャックは、炎が消えることもなく、かといって魂が安らげる場所にたどり着けるわけでもなく、今もどこにも行けずに永遠に、この世とあの世の境で彷徨う羽目になってしまったのでした。

これが、ジャック・オ・ランタンの由来となった、アイルランドに伝わる民話のひとつです。

なので、ケルト文化圏では、今でもハロウィンの夜には、カブと羊や、鶏の肉を煮込んだ料理が振る舞われたりして、厄払いに家族でそれを食べるという行事が伝わっています。

このジャック・オ・ランタンがアメリカに渡ったとき、時期的にも沢山収穫できるカボチャに置き換わってしまったのだとか。


🎃 カブとダイコン

夫にこの話をしていて、「ん?」と、私が気づいたのは、『京都の冬至の大根焚きに似ているな!』ということ。

京都では冬になると、寺院などで大根を焚いたものを参拝者に振る舞って、仏前に供えるという行事があります。

あ~、この話までしちゃうと長くなりすぎるので
続きはまた明日にしましょうか笑

明日からは、リーディングを再開しますので、こちらもどうぞ、楽しみにしていてくださいね!!




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