coffee&cigarette
あっという間に秋と言えるかどうかもわからない秋が過ぎようとしています。
木々たちはやっとの思いで待っていたと言わんばかりに紅葉し始めましたね。
私の大好きな金木犀の匂いもいつの間にか暑さとともにいなくなってしまいました。
この季節は、特に空が好きです。寒さで澄み切った空では月が堂々とその綺麗さを表しています。
澄み切った空に見える月ほどきれいな月はないと私はおもっています。
さて、この寒さとともに最近私はたばこを始めました。
両親が公務員でいわゆるお堅い私の家ではたばこは絶対にだめだとされてきました。体に悪いことも知っています。
しかし、生に執着しなくなった私はたばこを吸うくらいしてもいいですよね。
たばこをふかしながら書くエッセイ。傍らには珈琲がおります。まさに映画Coffee&Cigarreteですね。あの映画に出てくる女性は全てかっこよく見えました。
たばこを吸う女性に憧れがあったのです。
いかにもたばこを吸わなさそうな私が、誰にも内緒で夜1人で吸うたばこ。私だけが知っている私の秘密。
人生100年時代と言われているこの世の中、私は50年間くらい生きられればそれで幸せです。もとより、100年間一緒に生きたいと思える人に出会えれば別ですが。
前回のエッセイで話していた彼女に告白をしました。
私のセクシャリティはまだわかっていませんが、その時は彼女に夢中だったこの言葉が本当に似合うのです。彼女に会いたい。彼女に呼ばれればどこまででも飛んでいく。彼女に触れたい。彼女が他の男の話をしているところなんか聞きたくない。これを恋と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょうか。恋愛がわからなかった私にとってあの気持ちを知れたことはうれしかったです。結果としては惨敗でしたが。
また夢中になれる人ができるように日々生きます。
少なくとも、私の中で「恋愛」という気持ちを教えてくれた彼女、そして私が男女という性別に囚われず好きになれるということを知らせてくれた彼女にも感謝です。ですが、ここからが戦いだとも思います。全員が恋愛対象に入るんですからね。同性だと実る者もみのらないのも事実です。
果たして私は幸せになれるのでしょうか。
人生の大きな転機とともに、春を迎えようとしています。
私の大学生活も終止符を打ちます。
ではまた。
nado
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