#note初任研1 言葉の力を生かす 〜声質を知る〜
一般男性教員です。
持続可能な形で、ゆるりと進めて参ります。
しばらく、言葉の力を引き出す、声に焦点を当てていきます。
言葉の力を生かす 声編
・ 声質を知る
・ 声に表情をつける
・ 声と表情を使い分ける
声質とは
「先生の声ってすぐ分かる!」
子どもたちとの会話の中で、このような話を聞きます。
声というのは、千差万別です。
声というのは、その人の特徴を表してくれます。
声というのは、その人の表情を表すことができます。
声認証なんてものもありますよね。
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さて、教師は、たくさんの言葉を使います。
毎日、思うんです。
言葉をもっと上手に使えたら、いいのになあ。
しかし、児童生徒として小中学校に通っているとき、あるいは、教員として現場で働いているときに、このような声を聞いたことがあります。
「どうしてこんなものもできないんだ」
「何をやっているんだ。こうするんだろ。」
あるいは、普段の指導の中でも、こんな話を聞きます。
「宿題をしなさい」「本を読みなさい」…
これではやらないことは、誰の目(?)にも分かります。
教師だからこそ、できる言葉がけがあるはずです。
言葉かけの部分に、専門性が求められているのではないでしょうか。
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あなたは、どんな声をしていますか?
自分の話し声を録音したものを聞いたことはありますか?
自分の耳で聞いている声と、相手に届く自分の声は、意外と違うものなんです。
今は、とても便利な時代ですので、スマホで簡単に録音できます。
どんな声質でしょうか。
あるいは、人と話しているとき、どんな声だと言われたことがありますか?
通る声、澄んだ声、黄色い声、甘い声、甲高い声、しゃがれ声…etc
聞きやすい声質にした方がいい?
さて、声というものは、声帯とその周辺の筋肉のしなやかさ、呼気によって生まれます。そのため、一人一人の声質が変わるわけです。
実際、これまでに出会ったことのある人の声を思い出してみると、印象的な方が見えるかと思います。
もちろん、聞きやすい声質の人は存在します。
では、声質を変えることはできるでしょうか。
答えは、簡単です。
ほとんどの人が、電話になると外行きの声になるのではないでしょうか。
つまり、変えることができるわけです。
ここで注意。
声質と声色という言葉を使うとすると、声質は生まれもったものに由来するため、変えることはできないが、声色を変えることができる。になります。
でも、変えなくていいと思います
今の声が、今のあなたを示しているんです。
それでも変えたいと思う人のために…
口の開け方、舌の使い方、唇の使い方、息の出し方などで変えることができます
はじめに書きましたが、声は千差万別、声はその人を表すのです。
だからこそ、自分の声質がどんな場面に有効なのかを考えて、外行きの声と使い分けるといいのではないでしょうか。
声を出すトレーニング
さて、ここまで、身も蓋も無い話になってしまいましたが、声が少しでも出るようなトレーニングを、3つ紹介しておきます。
このトレーニングによって、表情筋や声帯周りの筋肉の緊張をほどいたりすることができます。そうすることで、呼気がより自然な形で通るようにします。
① 舌回し
② 舌出し
③リップロール
① 舌回し
口を閉じて、舌で歯茎をなぞります。
左右10回程度行います。
② 舌出し
口を開けて、舌を思いっ切り出し入れします。
また、舌を出しながら、言葉を話します。
③ リップロール
唇を閉じて、息を思いっ切り出して、唇を震わせます。
また、震わせながら、音の高さを変えます。
少し声を使いすぎたと感じたときにも、筋肉をリラックスできて、楽になります。
言葉を操る声質を知る
教師は、毎日、声を使います。
認める場面、褒める場面、叱る場面、話す場面…
自分の声質を知り、活用することができれば、言葉の力を引き出し、伝えたいことを伝えることができるようになります。
ぜひ、自分の声を聞いて、どんな印象の声なのかを客観的に評価してあげてくださいね。
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