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恥ずかしながら、『それから』

ホン・サンス監督の映画を観るのは、恥ずかしながら初めてだった。
「恥ずかしながら」と前置きするのは、観よう観ようと思いながらも機会を逸し、その素晴らしさを知らずに今日まで来てしまったから。
ほんとうに後悔するほど、映画『それから』でノックアウトされたというか、この監督の大ファンになってしまった。

公私ともにパートナーである女優キム・ミニとの4部作。
いいなあ。「公私ともに」って、憧れてしまう。日常の「私」は地獄かもしれないけど、突き抜けた作品というのは、どこかそんな濃厚でぎりぎりのところから生まれるような気がする。

もはや4部作の2作品は上映が終了(@下高井戸シネマ)してしまった(はげしく後悔)。
のこりの1作品も、この1週間で終わってしまう。今日続けて観ようかと一瞬頭を掠めつつも、やめた。
映画は、1日1本と決めている。
学生時代のように何本も梯子できない年齢になったのもある。

そして、「それから」の余韻をひきずりつつ、今年最初の秋刀魚を焼き、栗ご飯を炊いた。


良い映画を観たあとは、美味しいご飯だ!

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