お江戸スタイルブック no.017
寛政期(1789~1804年)頃の芳町の陰間。
桜文様の振袖羽織が可憐です。
振袖の羽織は、女性には着れないものです。
まさに若衆(少年)だけの特権おしゃれファッションだと思う。
陰間とは男娼の通称で、
元々は年少の歌舞伎役者の売色がルーツです。
この頃になると陰間産業は下火になっていき、
天保の改革(1841〜1843年)で完全に禁止されてしまいます。
引用元の作品は、細見美術館に所蔵されています。
ここに載せても良いかわからないので、
アップはできませんが
こちらの書籍に全ての図が収録されていますので、ご紹介。
拙著『お江戸ファッション図鑑』の監修者でもある
丸山伸彦先生のご著書。
私が江戸着物に興味を持つきっかけになった1冊でもあります。
もう絶版なのかな?
良書なのにもったいない。。高騰しているし。
この書籍の128ページに載っています。
ご興味のある方はぜひお手に取ってみてくださいね。
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