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「医療オルガリヒ」の闇 Black Doctors 

 ビックモーターズやジャニーズ事務所での不祥事が報道されました。
これらを見て、信じられないと思う人よりも、むしろ同じようなことが身の回りに蔓延していて、SNSの普及で社会に訴えられるようになったことにほっとしている人の方が多いのではないでしょうか。
 どの業界も金、女、権力で操られており、まだ明らかにされていない闇があるからです。 「白い巨塔」はかつての大学医局の権威を描いていますが、現代においては一代で大手医療法人を築いた「医療オルガリヒ」が医療界の金、女、権力を牛耳っています。
 今となっては「白い巨塔」の大学教授が、退職後職がなく、医療オルガリヒに‘安価な医師‘として安く買いたたかれているのが実情です。決して高くはない給料を貰おうと、かつての権威者が狼の牙を失いシマウマに豹変して大人しくなった末路を目の当たりにした若手医師達は、財前教授のようになりたいという意欲を喪失してしまいます。
 医療オルガリヒの世界にありがちなのが「宗教法人型経営」という手法です。 医療は患者さんという他人を幸福にする救済事業であり、ともすれば善行を積めば救われるという新興宗教に似たところがあります。 患者の救済というスローガンをオーナーがビジネスを拡大のため戦略的に利用するため、組織内に‘洗脳部隊‘を作りオーナーに忠誠を尽くすことは絶対であると徹底的に刷り込みます。
 その様な洗脳とトップダウンにより、幹部の男性はイエスマン、女性はオーナーの愛人になり、組織を牛耳るようになります。
 かつてオウム真理教による事件がありましたが、オーナーが教祖のようになって独立王国を築き、組織内で絶大な権力をふるうのです。
 オーナーには数え切れない程の愛人がおり、各施設の要となる部署の女性はすべて愛人でした。愛人だけではなく、その子供たちも組織にゲシュタポとして存在し、組織の‘反乱分子‘のあぶり出しに使うのです。 愛人の中には権力欲しさに枕営業を繰り返し、オーナーだけでなく同時に幹部の愛人も兼任し、スタッフに対し自分に逆らえばどうなるかわからないと暗に脅す形で組織を束ね、オーナーに見染められ理事にまで出世する者もいました。
 スタッフの子弟をオーナーの運営する学校に進学させると出世が早くするなどの仕組みがあり、オーナーへの忠誠を世襲化するシステムも構築されていました。 不思議なもので、組織の中にいると誰もが洗脳されてしまうものです。しかし徐々に組織が収益を伸ばすため法律まで犯している姿を見て、冷静さを取り戻すものです。
 このようなオーナー王国がどうなるのか、世代交代が一つのきっかけとなって体質改善されることを願っています。
 常に洗脳されないよう、心の目を覚ましていたいものです。
#.医療、#.医師、#.世代交代、#.枕営業、#.ビックモーターズ、#.ジャニーズ、
※白い巨塔の有名なシーン、今でも新鮮です。
https://youtu.be/TXSlSBqBhf4


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