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⭐️忘れられない手作り弁当⭐️

物価高騰もあり、職場にお弁当を持ってゆくようになった方も多いのではないでしょうか。

私の母は私の学童期毎日朝5時に起きてお弁当を作って持たせてくれました。
子供時代は親の大変さをよそにお弁当箱に食べたくないものが入っていると、近所の犬に食べさせたりして、 何とか弁当箱を空っぽにしたものです。 そして、私には忘れられない弁当にまつわる思い出があります。

前回福島県で勤務していた頃の投稿をさせていただきましたが、 私は当時自分の弱みに付け込まれてとんでもない迷路に迷い込み絶望の淵に立たされ、 もう生きていかれない、というところまで思い詰めていました。
そんな時、献身的な牧師夫妻が赤の他人である私を教会に引き取り一緒に住みながら私の心身を立て直してくれたのです。
マザーテレサの様な方々で、日夜献身的な奉仕をされていらっしゃいました。
そういうわけでしばらくの間職場の人や親には言いませんでしたが、教会から病院へ通う生活をしていました。 朝病院に行こうとすると、牧師夫人が手作りのお弁当を手渡しました。そして毎日続いたのでした。

昼休みに朝早く起きて私のために祈りながら作ってくれたお弁当を見ると感謝で涙が溢れました。
正直、牧師夫人の愛のこもったお弁当よりも満たされる食事を食べたことがありません。
大事なのは、物で満たしてあげるのではなく、愛で心を満たす事なのだ、と確信しました。

自分は愛されているのだということを感じられれば、どんな中でも生きてゆけると思いました。

どんなにAI化が進んでも、人間にしかできず、人間がする仕事は、愛を広めることだと思います。

そしてどんな仕事であっても愛をこめてすることが大事なのだ、ということを忘れないでいたいものです。

命を乗り物にして、人の愛は引き継がれてゆくのだと考えています。
ご参考にしていただければ幸いです。


※なでしこは錦鯉が大好きです。
昨日正月以来初の休日を取得し日帰り温泉でまったりしました。

#創作大賞2023 #エッセイ部門


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