やりたいことをやるために、最も大事なこと

うぐぐ…
こんなもんじゃないのに…
私はもっとできるはずなのに全然できてない…

離婚がほぼ決定し
一人暮らしでも気分があがるようにと選んだ
センスのいいリノベーションを施された新居に引っ越して
旦那さんという制約がなくなった状態で
あれこれ叶えたいこと
やってみたいことを書いてみた

でも全然叶わない
全然進まない

もっと自分はできるはずなのに

当時の私はそんなことを思っていた

今振り返るとできてなかった理由は明確だ

大きな理由の1つは
やりたいことをやる余白が不足
していたことだった

それに気づかせてもらったエピソードと
できるようになった経緯を今回はお話します

理想の生活をイメージするも叶わず
離婚目前、お先真っ暗
今後のことで悩んでいた私

ある日、とあるブログに行き着きました
そこでは時間や場所にとらわれずに好きな仕事をし
たくさんのファンに囲まれて
旦那さんとも結婚5年以上経っても仲良し
好きな時だけ家事や子育てをしている
という夢みたいな日常が綴られていました

こんな風になりたいなと思い
人生ではじめて自己投資セミナーに参加

そこで憧れの人に言われた言葉は
「やりたいことをやるためには、
まずは今やってる何かをやめることだね」

最初は意味がわからなかった

やりたいことをやりたいのに
や　め　ろ……？

仕事もバリバリして
スキルアップのために勉強もして
また恋愛もして
子供ができたら子育ても楽しんで

そんな風になんでもできる人になりたくて
ここに来たのに
や　め　ろ　って………

すでに自分の理想とかけ離れてるのに
これ以上やめたら
何もできない自分になってしまう

なんでもできる自分になりたいのに
真逆じゃん！！！！！

相当焦った

でも、その真意は
「やりたいことをやるためには
それをやるための余白が必要だから
まず今やってるけど
本当はやりたくないことをやめる」
ということだった

早起きすればもっとできるはず
効率よく仕事すればもっとできるはず
SNS見る時間を減らせばもっとできるはず

そんな風に思っていたのは
完全に自分の過信だった

自覚はさらさらなかったけれど
すでにその時点で
自分のキャパぎりぎりで生活をしていた

わかりやすくいうと
パンパンの冷蔵後に
さらに追加で食材を詰め込もう！！
としていた状態だった

…いや無理でしょ

やりたいことができないのは
効率が悪いわけでも
自分の能力がないわけでもなく
ただ余白がなかっただけだった

疲れているから早起きなんてできないし
苦手な仕事を効率よくなんてできないし
まして疲れすぎて
思考力を使わないSNSしか見れない状態なのに
自分のやりたいことの足がかりをやるなんて
到底無理な話だった

悔しかった

もっとできるはずって思っていたから

悔しかった

今までだって何でも努力で乗り切ってきたから

悔しかった

自分ができないことを認めることを

今まで頑張って受験して
医学部の試験を各種こなして
国家試験を乗り切って
研修医も持ち前の効率で乗り切って
専門医試験も成績優秀でパスして
うまくやってきた私が

自分はできないんだ

自分のキャパはこの程度なんだ

ということを認めるのは
ほんとにほんとに
苦しかったし
悔しかったし
悲しかった

でもね
悔しながら自分のキャパの小ささを認めて
自分がやらなくてもいいことをやめたり
常識や当たり前という価値観のもと
惰性でやっていた、やりたくないことをやめて
苦手なことを素直にまわりに頼っていったら
だんだんと自分のキャパが回復してきた

やりたいのにできない！
と地団駄踏んでた時より
時間ができ
体力も回復し
精神的な余裕もできた

そしたら
できるようになったんだよね

やりたいと思っていたことが

だから
本当にやりたいことをするための第一歩は
やらないことを決めること

とにかく余白を確保することが重要なんだって
今なら心からそう言える

自分もまわりの人も
みんな余白を作ることによって
やりたいことを叶えて行ったから

おおっぴらにはしてないけど
何かを成し遂げてる人はみんなそう

ビジネスをばんばん伸ばしている人たちは
家事がとても好きでもない限り
自分で家事をすることはないし
子育てだってまわりの手を相当借りている

わたしたちだって
総理大臣や大統領に対しては
食器を洗うよりも洗濯物を洗うよりも
国のこと考えてほしい、と思うよね

そう、やりたいことをやっていくためには
やりたくないことをしてる暇はないのだ

やりたくないことやめて
余白を作ろう

…もし、これをお読みの方の中で
昔のわたしのように

うぐぐ…もっと自分はできるはずなのにって
思って苦しい思いをしている方がいたら

まず、悔しいけど
今のキャパではこれが限界なんだって認めて
やりたくないことをやめて余白を作る
そんなことからはじめてもらえたらと思う

2022年
やりたいことをもっともっと
叶えられる年になりますように