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自分を愛するとは、ありのままの自分を受け入れることから始まる。

私がホリスティック栄養学を学んだ時、
文字通り、人生のどん底にいた。

ずっと夢見ていた海外留学に失敗し、
人生で初の挫折をオーストラリアで経験。
その後、最愛の彼ともお別れし、
生きる希望や目的を完全に見失っていた。

こころも体もぼろぼろだった私は
とにかく現状を変えたい一心で
自分を変えるための方法を探す日々。

”自己肯定感”という言葉と頻繁に遭遇し、
自分にできていないもの、足りていないものを
必死に補おうとしていた。

ありとあらゆる方法を見つけては書き出し、
共通している大切なことを見つけては
自分にできる身近なことから取り入れ
実践していった。

形から入るものの、
なんとなくうまくいっている気がしない。


そんな思いで悶々と日々を過ごしていた矢先、
出逢ったのが”ホリスティック栄養学”
以前のブログでもこれについては述べているが
ここでも改めて。

ホリスティック栄養学とは
こころと体の栄養学

ー”栄養学”っていうものだから、食だけ?

なんてイメージを持った私も、調べてみると
その軸となる考えの多様性に惹かれていった。

食の栄養学だけでなく、
健康や幸せに関係する一人ひとりのすべての背景を
考慮した総合的な栄養学


『一人ひとりのWell-being(幸福)を目指した栄養学』

"みんな違ってみんないい"

そんな金子みすゞさんの詩のように
誰もがお互いを尊重し違いを受け入れ合い、
生きやすい社会になることを強く願っていた私は
救われる思いがした。


そして講座を受けることを決意。


ホリスティック栄養学の軸となる考え方のうち、
バイオ個性”というものがある。

日本語訳で”生物学的個性”というものだが、
ここでは
”人は一人一人違い、すべての人に合う食べ物はないということ”
つまり
”考え方や生き方も一人一人違うということ”

住んでいる環境や文化、体質やアレルギーの有無、
宗教など、人にはさまざまな個性があり、
合う食べ物は一人一人違う。

人間の体に必須な栄養素はしっかり摂りつつ、
自分の体に合うものを見つけていくことが大切。

そして自分の価値観に合う生き方を大切にする

この最終的な着地が私にはとても心地がよく、
自分の求めていたものだと悟った。

まずは自身の過去や経験を振り返り、
自分を知ることから始まった。

自己理解

自分を深掘りするにつれて、
それまで私ががむしゃらにやっていたことが
無意味ではないが、
自分にうまく合致していないと気付いた。
順番が違った。

自分自身をよく理解しないままに
自分に何が合っているかを探すことはできない。

当然だ。

だが、一口に自己理解と言っても
自分を理解するための方法はたくさんある。

一人で自分自身と向き合ってできることもある。
そうでないものも、当時の私には多くあった。
まず、やり方も知らなかった。

主観に囚われて自分を深掘りできずにいた。
主観の大半は思い込み。
思い込みを外すところから始めなければ
自分の真髄に辿り着けない。

当時の私は、コーチという存在のおかげで
深層心理まで踏み入れることができた。

自分一人では気づけなかった感情や
心のブロックに気付かせてもらったおかげで
過去のトラウマを癒すことができ、
すべての経験に価値がある
そう思えるようになった。

そして、
あんなに大嫌いだった自分のことも
ありのままに受け入れられ
生まれて初めて、
自分を愛せるようになった。

これが最大の喜びだった。


自己肯定感を上げるために自分がやっていたことは
この先にあるのだなと、この時理解した。

好きも嫌いも、
求めるものも求めないものも、
自分を知らなければ分からない。


”自分を愛する”
ここまでの過程にも段階があって
まずは自分を見てあげること。
深く理解してあげることが何よりも大事だった。

そのためには
自分にとって嫌な過去や
トラウマとなった経験、
そして目を逸らしたくなるような感情とも
向き合わなければいけない。

ここで当時の私を含め多くの人は
そこに蓋をしてしまう。
自分の感情にさえも。

そして蓋をすればするほど、
その感情はあなたに気付いて欲しくて
また別の事象を通じて何度も何度もやってくる。

その感情の裏にある
大切な想いにあなたが気付くまで。

感情には良いも悪いもなくて、
ネガティブとされる感情の裏には実は、
大切な想いが潜んでいる。
そしてそれは、”愛”に繋がっている。



悲しいなら、思い切り泣けばいい
怒りが収まらないなら、大声を出して叫べばいい

感情の消化の仕方は豊富にある。
この感情をまるっと誰かにぶつけて
大切な人を傷つけてしまわないように
まずは感情を感じ切って、
自分の心に問いかけよう。

”本当はどうして欲しかった?”

自分にとって望まない現象が起きた時もそう。
どんなに落ち込んだっていい。
けれど、自分を責めたり否定する必要なんて全くない。
ありのまま、感情を受け止めて
感じてあげることが大切。

その上で、
”つらかったよね”
”よく頑張ったよ”

なんて、
ふだん大切な人へかけている言葉を
自分にもかけてあげられたら最高。


”自分で自分を満たす”
”自分で自分の機嫌をとる”

自己肯定感を高めるための言葉は
よく耳にするけれど、

その前にまずは自分をよく理解し、
どんな自分もどんな感情もありのまま
受け入れるところから。

自己理解、そして自己受容

これが”自分を愛する”ことであり、
Self-loveのはじまり。


人の思考の約8割はマイナスなこと、
ネガティブなことと言われているくらい
私たちは無意識にマイナスの方へと
引っ張られやすい。

この無意識をどれだけ意識できるか。
自己対話を通じて自分の望む方へと。

そして恐れに支配されず、
愛のある方へと向いていく選択を。

あなたがそこに存在し、
生きているだけで充分。

”いつも一生懸命に生きてくれてありがとう”

そんな言葉を自分へ。




Love & Gratitude









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