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世間に転がる意味不明:国との付き合い方(ホンジュラス)

■台湾がらみのニュース

○中米のホンジュラス、台湾と国交断絶し中国と国交樹立、2017年以降中南米で5カ国目
2023年03月27日

台湾外交部ラテンアメリカ・カリブ局は3月23日、同ツイート後、ホンジュラスとの外交関係維持のため、交渉を続けていたと公表しており、ホンジュラス側が80年以上にわたる両国間の協力関係を終了させる場合には、ただちに在ホンジュラス台湾大使を召還すると宣言していた。しかし、ホンジュラス側の中国と国交樹立宣言を受けて3月26日、同国との外交関係を終了することを決定し、全ての2国間協力プロジェクトの即時終了および、在ホンジュラス台湾大使館と在サン・ペドロ・スーラ総領事館の閉鎖を要求したと公表した。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/03/6167fc459ba2860a.html

しかし、これは突然というわけではなく、ホンジュラスの政権交代で予定されていたことだと思われる。

○ホンジュラス大統領選 親中派が勝利
2021/12/1

中米ホンジュラスで11月28日に実施されたエルナンデス大統領の任期満了に伴う大統領選で、中道右派与党のナスリ・アスフラ氏(63)の陣営が30日、敗北を認め、親中派で左派野党連合のシオマラ・カストロ氏(62)の勝利が確実となった。同氏は外交関係のある台湾と断交し中国と国交を樹立すると訴えたが、最近はトーンを弱めており対応が注目される。

https://www.sankei.com/article/20211201-W74GLXD6CJIXLO4A3376HASPFI/

■虎穴に入らずんば虎児を得ず

 豊かさを阻害する要因は、汚職と極端な政治的対立だと感じる。それは貧困と格差、国内の治安の不安定さをもたらす。それに加え政権が変わるたびに国策が変われば、国同士の約束が反故にされる。それはお互いの信頼県警の脆弱さを露呈する。
 中国が信頼に足る国かどうかは分からない。しかし、ホンジュラスが政権交代すれば分からないし、中国相手にまともな話が通じるかも分からない。
 世界がきな臭くなってるのを感じる。

 グローバル展開を施策の柱とする企業にとって、安全な国はないのかもしれない。

○脱中国依存、中小企業で進むのか 移転候補の第三国にもリスク
2023.03.28

 しかし、ここで経営者は大きな難題に直面しているようです。中国を取り巻くリスクを考慮し、第三国へのシフトを検討し始めたものの、代替候補国が持つ特有のリスクに直面しています。

 たとえば、部分的に中国依存を減らそうとしている中小企業の中には、その代替先としてフィリピンを最有力候補とするものの、中国に比べ凶悪犯罪など治安が非常に悪く、社員を中国のように安心して派遣できないという新たな課題に直面しているケースも見られます。

https://smbiz.asahi.com/article/14868313

 リスクは常に存在する。
 これに立ち向かうことは避けられないのであれば向き合うしかない。
 経営者の苦難は続く。

<閑話休題>

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