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双方向コミュニケーションに向けて

今日から6回にわたり、これまでに行った息子のコミュニケーションスキルのトレーニングについて投稿します。

むかしは自閉症+知的障害の息子との会話はままならず、意図した要求が通らずにヒステリックに暴れる息子を前に呆然としていました。これではいけない、と私たちなりの「息子との双方向コミュニケーション」を目指し、療育などに通い試行錯誤しながら2016年からトレーニングを継続し、2021年末では以下のように成長しました。
●2016年:
・お腹がすいたときに泣く、以外の意思表示はほぼなし。
・遊んでいるおもちゃを取られても、何も反応しない
●2019年:
・三語を発話できる
     ⇒ママ/パパ〇〇とって、ができる。〇〇はご飯、タオル、など。
・指示が通りやすくなる
     ⇒「ストップ」や「待って」、など
・家族の手を引き、やってもらいたいことを要求
    ⇒トイレに行きたいときに親の手を引く、など

もちろん、息子の発言(発信?)はまだまだ発展途上でままならないこともありますが、私たち家族からみると当初の状態からは格段に進歩しました。少しでもお役に立てる情報があれば、と思い記事にします。


連載の構成

■ゴール:双方向のコミュニケーション
・自分の意思を伝える
・周りの人の指示に対応する

■連載目次(予定)
・1:人に関心を持つ(ポイント:いじわるして必死にする)
・2:人に「お願い」する(ポイント:言葉を「画像」で理解)
・3:ボキャブラリー増加に向けて(ポイント:リアルとおもちゃの区別)
・番外編:PECSから発話へ(ポイント:特性に合わせた「結果オーライ」)
・4:2択で意思表示(ポイント:する/しないをタッチで意思表示)
・5:「ちょうだい」発言を模倣(ポイント:家族の真似で言葉を増やす)
・6:三語文へ(キーワード:「人」の呼び方を覚える)

どうぞよろしくお願いします。


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