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開放特許要約・AI情報抽出システム

 おはようございます!!焼き芋パーティと共に食した何かで食あたりを起こし、翌日腹痛に襲われた為、翌日のバーピージャンプを回避した中小企業弁理士のnabです。さて、本日は、開放特許の要約を行っていきたいと思います。

今回も、新人エンジニアの理太郎と、ベテラン弁理士の鍋島を登場させて、対話形式で解説を行います。是非お付き合いください😊

①開放特許とは??

理太郎  先生!!本日もよろしくお願い致します😊本日のテーマは、開放特許??ですね。。ところで、開放特許ってなんですか??  

鍋島   めっちゃ明るく聞いてきたね💦悪気がこれっぽっちもないね💦いいか理太郎君。開放特許とは、「特許権者等が第三者に対し、開放(ライセンス契約、譲渡等)する意思のある特許 」のことだよ。

理太郎  へー。なるほど😲😲。特許って、自分のアイデアを守るためだけのものじゃなくて、他人に使わせたりすることも出来るんですね!!

鍋島  そうなんだ。。。企業は結構、保有するだけで実施をしていないいわゆる休眠特許を保有していたりするんだよ。開放特許は、その休眠特許を活用する方法の一つだよね😊

理太郎  せっかく特許権を取得したのに実施されないのは、めちゃもったいないですね。。インターネット検索したら、特許庁が運営する開放特許データベースが出てきました!!ここから開放特許を検索できそうです❕

鍋島  データベースを検索して、使ってみたい特許権があれば、登録者と直接ライセンス交渉を行って、その特許発明の実施を行うんだ。ただ、他社との特許権侵害については、誰も保証してくれないみたいだから、自分で調査を行うべきだよ💦💦私のところで、特許調査を行うことも出来るから、開放特許を実施する場合は、是非相談してくれたまえ❕❕📓

理太郎  例えば、僕がアイデアを思いついて特許権を取得した場合って、この開放特許データベースに登録することも出来るんですか??

鍋島  それも可能だよ❕❕開放特許データベースに申請を行うことで、自分が取得した開放特許を登録出来るよ。

鍋島  今日は、開放特許の中から、特許庁がオススメする特許の1つを解説していこう❕❕野村総合研究所のAI関連特許だよ。

理太郎  AI❕❕ああ!!今日も好奇心が止まらないよ先生!!宜しくお願い致しますm(__)m。

②解放特許要約

鍋島  特許庁がTwitterで、開放特許データベースの中の、オススメ特許紹介でばっちり要約がされているね。

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理太郎  

Twitterって140文字ですよね📓。AIを活用してフォーマットが異なる非定型文書、例えば請求書や契約書などから、重要な情報を自動的に抽出する技術か。。。いやー簡潔にめっちゃうまくまとまってますね😊

発明の名称 ⇒ AI情報抽出システム

課題    ⇒ テキスト文書・要約の精度を高める。  

解決方法  ⇒ AIがテキスト文書中から、抽出したいワードがどこに書かれる傾向にあるかを分析し、自動で抽出・要約するシステム。

理太郎  ところで、抽出したいワードがどこに書かれている傾向にあるかをどうやって分析しているのでしょうか??

鍋島  Good question。理太郎!!この特許発明にもう一歩踏み込んでみよう❕❕

③もう一歩踏み込む!!


鍋島   この特許発明は、要約の際に、要約対象テキストに含まれる各語句に対して、それぞれ、当該語句の出現頻度または希少度を表す重要度を示す情報を付加しているんだ。

理太郎  重要度??ん??どういうことですか??

鍋島   だいたい文書中から抽出したい語句というのは、一定のパターンがあるよね??例えば、「氏名」の文字のあとは、人名だから、人名リストを作成しようとする場合、重要度が高い。だから、「氏名」の文字直後の部分を重要度高のフラグをつけてAIに学習させておくんだ。そうするとAIは、要約の際に、テキスト文書中の「氏名」の後の文字を抽出するようになるようということだね。この重要度を示す情報を付加する点が、この特許のポイントになっているんだ。

理太郎  😊先生❕踏み込みましたね。。先生の攻める勇気に乾杯です🍻本日もありがとうございました!!

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。今回は最近の話題の開放特許×AIに関する記事でした。AIが要約を自由自在に行ってくれたら、めっちゃ便利ですね。私の記事投稿にかける時間も大幅に短縮できて助かります😊AIは、人の仕事を奪うというネガティブな一面もありますが、逆に考えれば、膨大な作業負担を軽減して、自由な時間を多く手に入れられるポジティブなツールとも捉えられますよね。我々の生活が豊かになるよう、AIをうまく利用していきたいものです😊

今回の記事を通じて、知的財産、テクノロジーに興味を持っていただければ幸いです。










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