程久保高校マネージャー・みなみが取り入れたドラッガーの「マネジメント」
こんちには!元中小企業弁理士のnabです。本日は『程久保高校マネージャー・みなみが取り入れたドラッガーの「マネジメント」』が、テーマです。ベストセラー書籍「もしも、野球部のマネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」で採用されたドラッガーの「マネジメント語録」を取り上げていきます。
本著は、通称『もしドラ』として、2009年に発売され、300万部以上を売り上げる大ヒットとなりました。著者は、岩崎 夏海さん。岩崎さんは、放送作家でダウンタウンのごっつええ感じ、とんねるずのみなさんのおかげですなどの制作にも参加していたそうです。
このもしドラは、普通の都立高校・程高の高校野球マネージャーみなみがマネージャーの仕事を覚えるために、20世紀を代表する経営学者、ピーター・ドラッガーの経営書「マネジメント」を、間違えて書店で購入してしまいます。
しかし、みなみは、真摯に、経営書「マネジメント」のエッセンスを取り入れて、普通の都立高校を甲子園出場に導いていくという知的エンターテイメント小説です。
本記事では、みなみが、程高に取り入れた経営書・「マネジメント」のエッセンスを紹介していきたいと思います。
エッセンス① 真摯さ
エッセンス② 企業の目的
みなみは、程高野球部を、『野球を競技する組織』ではなく、『顧客に感動を与える組織』と定義します。
エッセンス③ 企業の持つ基本的な機能
みなみは、高校野球関係者たちに感動を与えるため、程高の野球部員に対して一人づつマーケティング(聞き取り)を行います。
エッセンス④ イノベーション
程高野球部は、高校野球のセオリーともいえる送りバントの禁止、投球術としてボール球を投げることを禁止するという、これまでの高校野球の常識を覆す作戦を打ち立て、見事、甲子園出場を果たします。
まとめ
高校野球にピータードラッガーの経営書「マネジメント」を取り入れるというこの小説の発想自体が、まさにイノベーションであったように思います。
本著は、私たちに馴染み深い高校部活に沿いながら、ピーター・ドラッガーの経営書である「マネジメント」の初級知識を解説しているため、非常に取りつきやすいです。ちなみに私は、この後、みなみさんが誤って購入したピーター・ドラッガーの「マネジメント」を購入致しました。
余談ですが、著者の岩崎さんは軟式野球部の出身らしく、野球の心理描写や、高校野球の雑学もかなり詳細に描かれています。このあたりも、ベストセラーの要因だったのかも知れませんね。
最後まで、お付き合いいただきましてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?