#本
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【読書コラム】保守的になったのは年齢のせいだと思ってたけど、実は死ぬのが怖いからだった - 『なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか』シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピジンスキー(著), 大田直子(訳)
いま、わたしは三十歳。ずっと新しいものが好きだと思っていた。でも、気づけば、なにをするのも定番ばかり。会う友だちも、食べるものも、見るものも、着るものも、出かける場所も……。すっかり保守的な人間になっていた。 なるほど、着実に歳をとっているのだろう。そう思った。というのも、人は年齢を重ねるにつれて保守化するものだから。 うちの親も他人の意見に耳を貸さなくなってきた。近所のスーパーではおばあちゃんがセルフレジに悪態をついていた。仕事で関わっていた九十代のおじいさんなん