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仕事で一番大切な事

今日、空調工事で現場に行ってきました。
私の会社は職人さんがいません。私達は施工力があるわけではないので、現場対応は外部の職人さんの対応に掛かっています。

施工ビジネスをはじめた頃は、工事を頼んでも職人さんに断られる事も多かったです。
理由は明確。
 ・工事の事を良くわかっていない。
 ・段取りが不足している。
 ・自分の都合しか考えていない。

特に昔は自分の都合しか考えていなかったと反省しています。
職人さんにとって私は嫌な客だったと思います。
・必ず見積を依頼する。
・価格交渉を必ずする。
・現場へは極力顔をださない。

最悪ですよね。当時の私は現場への立ち合いを時間の無駄だと考えており、現場への立ち合いを避けていました。それに加え見積・価格交渉をセットで行う習慣がついており、それを職人さんにも行いました。当時の私は自分の事しか考えていなかったのです。

これでは職人さんが付いてきてくれません。
私は「どうして工事を請けてくれないんだろう」と不思議に思っていました。私は相手がどんな気持ちでいるか、わかっていなかったのです。
次第に職人さんが私を避けるようになっていきました。

流石に私も自分のやり方が間違っている事に気が付きました。それからです。私は「どうしたら職人さんが請けてくれるか」を考えるようになり、今までと逆の事をするようにしました。
・見積は自分達で行う。
・決して無理な交渉はしない。
・現場へなるべく顔を出し、職人さんが働きやすいように段取りする。

最初は嫌がっていた職人さんでしたが、次第に心を開いてくれるようになりました。私はこの経験を経て相手の立場になって考え行動するようになりました。

こうやって振り返ってみると、本当に嫌な人間ですね。私なら絶対に付き合いたくない人種でした。そんな私でも自分を変える事ができました。

仕事とは、お客様、協力会社様、仕入先様、社内全ての人達の協力が無ければ成り立ちません。

マイナスからのスタートだった私ですが、信頼関係の重要性を理解してからは、徐々に協力会社様からの信頼を獲得して行きました。

今では急に仕事をお願いしても「しょうがないなあ」と請けてくれるようになりました。

「仕事は信頼関係で上手く行く」
私は仕事で一番大切な事を、失敗から学びました。

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