SIGMA 14mm F1.4 DG DN Artで撮る星空
実は最近残りのSONY機材を全部売ってしまい、完全にLマウントへの移行が完了しました。昨年夏にSIGMA fp Lを購入して以来、SONY機の出番が徐々に減少。いざという時は頼りになるSONY機ですが、流石に半年に1〜2回の頻度で持っておくのも宝の持ち腐れなので、勇気を出してドナドナすることに。
そしてやってきたのが2023年6月発売のSIGMA 14mm F1.4 DG DN Artです。14mmを売って、14mmを買う、ぶっ飛んだバグ技のようですが、さすがにSIGMA fp LにEマウントレンズは取り付けられないので・・・。色々悩みましたが、星を撮る身からすると広角レンズは必須。これがないと話が始まらんのです。
レンズが重たいことはもう35mm F1.2 DG DN Artで十分飼い慣らされているので何も驚くことはありません。そう思えばSEL14F18GMは小さく軽いレンズだったなと思い知らされます。
そしてなんといってもこのレンズキャップにリアフィルターを収納できるアイデア。上の写真のように、取り出しやすいようにちょこっと出てきてくれます。(最初は奥まで入らないのかと思ってましたが、収納時はきちんと中に入ってくれます)SEL14F18GMの時もLEEのソフトフィルターを使っていましたが、これまではフィルターケースに入れていたので忘れそう&無くしそうで心配でした。でもこれからはレンズキャップに入れることができるので、忘れる心配も無くす心配もせずに済みそうです。
早速実践投入
今回は京丹後にある「立岩」という柱状節理が美しい巨大岩を被写体に、バックの北天グルグルを撮れたらな〜ということで実際に行ってみました。日本海の漁火の影響が大きいのかと思っていましたが、そうでもありませんでした(季節的なもんなのでしょうか)左が少し明るいのは三日月過ぎの月明かりの影響です。
だいたい1時間分くらいを比較明合成してみました。LEEのソフトフィルターNo.3を使っています。日本海側はソウル便などがしばしば通るので飛行機の光跡が多めです。
元々の想定では、月明かりに立岩が照らされてちょうどいいかなと思っていたのですが、立岩観光第二駐車場付近を走る車のライトに照らされるので、割と明るく浮かび上がります。
よく見るとクマの引っ掻き傷みたいな光跡がたくさん写っていました。スターリンク衛星が太陽光を反射して見える、スターリンクフレアという現象です。一昔前はイリジウム衛星によるイリジウムフレアという現象があったのを思い出します。
あと何かと嬉しかったのが、MFロックスイッチがあるのでうっかりMFリングを触ってもピントがズレることがないところもポイント高いですね。特にレンズヒーターをつけるあたりでピントリングに触れがちだったので。。
碇高原牧場にて
少し場所を変え、碇高原牧場へ向かいました。ここへアクセスする道がいくつかありますが、狭隘路が多く、ナビ任せはおすすめできません。(昼間に上山寺からアクセスしたことがありますが、かなり狭い道かつ落石も多かったので、、、)
また道中動物の飛び出しも多いです。鹿、ウサギ、などなど。
そして星空はというと、東側はやや舞鶴方面の街明かりが気になりますが、天の川は目視できるほど。南天は山側なのであまり見えませんので、そこを狙うならやはり紀伊半島に行くべきなんですかね。今回は下見程度の気持ちでしたので、この感覚がわかっただけ収穫がありました。
ということで
SIGMAの14mm F1.4のレンズを試してみました。今回はF1.4では撮ってないので、次回はそのあたりも試してみようと思います。
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