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一駅だけ、歩いてみる #SIGMA fp L
まだまだ暑さの厳しい日が続きますが、一駅だけ歩いてみませんか?
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カメラを持ってぶらぶらと歩く時、「一駅だけ歩いてみる」ということをたまにやります。A駅からB駅まで歩いて、その道中で色々撮ってみる。限られた区間でじっくりカメラを構えることができるので個人的におすすめです。普段は素通りしてしまうところも、今日は撮ってみる。行ったことのないところなので、じっくり観察してみる。人々の生活を想像してみる。これも一つの旅の味わい方とも言えます。
今回もSIGMA fp L と24mm F2 DG DN Cだけを片手にぶらぶら歩いてみました。
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京都から湖西線に乗車。最初は程々に乗客がいたものの、おごと温泉を過ぎたあたりから人が減り始め、堅田からは車内には1人だけ。この日は天気も良く、もう少しお出かけ組がいると思っていましたが、そういう場合は新快速に乗って近江舞子なんかに行くんでしょう。今回の目的地は琵琶湖沿いのローカル駅。実質貸切の鈍行列車でのんびり車窓を満喫できました。
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琵琶湖の東岸は東海道本線、西岸は湖西線が走っています。もし琵琶湖の景色を楽しむなら、湖西線をオススメします。東海道本線は比較的湖から離れた区域を走行しますが、湖西線は湖沿いの高架区間が多いので眺めがいいんです。今回は鉄道の旅を選択したのも、この眺めをのんびりみることができるからです。車を運転していては落ち着いて見れませんからね。
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さて。今回は夏の暑さが残る琵琶湖を撮りたい、なんとなくそれだけ決めて下調べもせず電車に乗りました。スカッと晴れた青空と、琵琶湖の綺麗な水とマッチするようなシーンが見れたらいいなぁと思い、駅から湖が近い駅をGoogleマップで探します。適当に目星をつけたこの駅で下車。
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京都から電車に揺られること約40分。湖から近いというのもありますが、正直ネーミングに釣られて下車。滋賀にある「志賀」駅です。なんてややこしい。
普通しか止まらない小さな駅ですが、びわ湖バレイ方面に向かうバスがあるなど、案外乗り降りはあるように見えます。このときは私含めて2名が下車した程度でしたが。無人駅かな〜と思って改札へ向かうと、駅員さんが改札前で元気に挨拶をしてくれました。
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ホームからは駅前の駐車場と迫り来る比良山地を一望できます。湖西線は比良山地から吹き下ろす風の影響でしばしば徐行や運転見合わせをするイメージがありますが、その強風のことを「比良おろし」と呼ぶみたいです。
若狭湾方面からの風が比良山地の南東斜面を琵琶湖側に駆け降りる強風が「比良おろし」です。山麓を走るJR湖西線や湖上船舶の運行、農作物の生育等に大きな影響を及ぼします。
そのため、湖西線には防風柵が整備されており、自然との共生を感じることができます。琵琶湖ハンドブックによると、「比良おろし」の発生頻度は3月が最も高いようで、「3月ハヤテ」「比良八荒」との呼び名もあるそう。幸い、この日は風もほとんど無く、穏やかな日でした。
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駅を出て少し路地に入ること数分。あっという間に湖に到着しました。松の浦水泳場です。水辺でのんびりする人、湖に飛び込む人と様々ですが、人は少なくちょっとした穴場のような雰囲気です。
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海とは違う穏やかな波が浜辺に打ち寄せます。ここは淡水なので、海のような波が押し寄せる時の大きな音はしません。海のように広い琵琶湖ですが、海ではないことをそんなことで実感します。
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そして、意外と(?)琵琶湖の水は透明で綺麗です。この写真だけ見ると、どこか南国の良さげなビーチと言ってもバレなさそうです。実際は琵琶湖。琵琶湖ですよ。
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この辺りはキャンプ場にもなっているようです。キャンプにSUPに、自然と遊ぶにはもってこいの場所。確かに、近隣の住宅は少し別荘的な佇まいをしています。会社の保養所もあったりと、そういった需要が多いようです。
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ここから比良駅に向かって歩き始めますが、穏やかな雰囲気なのはこの松の浦水泳場だけでした。(もう少し北にある青柳水泳場は、水上スキーなどちょっと賑やかになります)
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ざわついた海沿いを避けて、少し山側も歩いてみます。緑と空の青さが気持ちいコントラスト。今回もお馴染みのパウダーブルーで全て現像しています。今まで何も考えずLightroomで現像していましたが、撮った時と出てくる写真の違いに悩まされていました。(下記ツイート参照)なので、今回は全てSIGMA Photo Proで現像してみると、撮った時のイメージ通りの写真が出てきて、今まで撮った写真を全部やり直したくなりました。いつかやり直します。
SIGMA fp Lの現像するとき、 Lightroomだとうまく色が出ないのどこか設定で何とかなるんやろか
— なべし (@nabeshi_tter) September 3, 2023
Lrだと全体的に青が転ぶ(パウダーブルーのときに顕著)
左:SIGMA PhotoProで現像(イメージ通り)
右:Lightroomで現像(空とかトーンが転ぶ?) pic.twitter.com/UPu0YS8vZU
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この辺りの道路には、自転車レーンが丁寧に整備されている印象です。琵琶湖一周(ビワイチ)する人向けに整備されているのでしょう。およそ200kmの長旅。やってみようとはなかなか思いませんが、一回くらい車で走ってみたいですね。
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日本の夏の景色をSIGMAのカメラで撮りたくて、夏本格化する前にSIGMA fp Lを購入しましたが、結局9月になってしまいました。まあまた来年がありますし、それまでに秋・冬・春の景色も楽しむことができますし。いや〜楽しみです。
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のんびり歩くこと約1時間。無事お隣の比良駅に到着です。冷静に書いていますが、実際は汗びっしょり。もう少し涼しくなってからでも良かったんじゃないかと若干後悔しますが、夜はぐっすり眠れそうなのでこれはこれで良しとします。
比良駅も例に漏れず琵琶湖から程近く、山から湖まで一望できる眺めのいい駅です。
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一駅だけ、歩いてみませんか?
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