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SIGMA fp LとLeica Elmarit-M f2.8/28mm ASPH.
前回の記事でも少し触れましたが、つい先日、LEICA ELMARIT-M f2.8/28mm ASPH.を導入しました。年初はまだマウントアダプターがなく、防湿庫で出番待ちの状態でしたが、それもついに揃ったのでいよいよ実戦投入です。
軽い!小さい!fp Lにも似合う!かっこいい!(以下略)
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握り拳大の小さなレンズとSIGMA fp Lのコンパクトな筐体がとてもマッチします。もともと、この焦点域のレンズとしてSIGMA Iシリーズの 24mm F2 DG DN Cを使っていました。もちろん大満足でしたが、そこそこ絞って置きピンパンフォーカスみたいな使い方が多く、だったらもっと軽いレンズがあるのでは・・?という贅沢な悩みから24mmレンズを手放し、このレンズに辿り着きました。一方で、SIGMA 35mm F1.2 DG DN Artとかいう筋トレレンズとも焦点距離が近いですが、キャラが違いすぎるのでこれはまだキープです。
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今回購入したElmarit 28mmは、世代としては最新版である2016年発売の第6世代。初代は1965年発売とのことで、実は歴史のあるレンズです。その辺の詳しいことは先人達に任せようと思います。もちろん今までライカのカメラ・レンズを使ったことはなく、知識も皆無だったのでそれなりに調べましたよ。(ついこないだまでSummicron?Summilux?何それ?の世界でしたので・・・)
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このレンズはM型ライカ用のレンズなので、LマウントのSIGMA fp Lにそのままつけることができません。そのため、マウントアダプターなるものも揃える必要があります。この手のマウントアダプターは世の中にたくさんありますが、せっかくLeicaのレンズを使うのであれば少しはこだわりたいところ。でも純正は高いし・・・という悩みを解決したのが宮本製作所のRAYQUAL。「純国産」という響きがいいですね。
今回の場合、ボディがライカLマウント、レンズがライカMマウントなので、「LM-LA」が該当のマウントアダプターになりますが、ここしばらく欠品中のようで、たまたま程度の良い中古を見つけたのでそれを購入しました。
実際に試し撮り。
今日の撮り散らかし
— なべし (@nabeshi_tter) January 13, 2024
SIGMA fp L
Leica Elmarit-M 28mm F2.8 ASPH.#sigmafp pic.twitter.com/PFcrGlqoov
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少し話は逸れますが、オープニングセレモニーのごとく虹が出ていました。外側には副虹も見えています。主虹と違って色順が逆ですね。副虹の方が色が薄く、案外じっくりみないと見つけられないので「二重の虹」を見つけた時は色が逆転していることにも注目してみてください。
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本題に戻りまして、まずは京都駅周辺で。Super-Takumar 55mm F1.8をα7Ⅲにつけていた時以来のマニュアルフォーカスレンズです。今回はだいたいF8〜16でパンフォーカス気味にパシパシ撮ることを前提に考えていますので、あまりピント合わせに主軸はおかず、気になったところをテンポよく撮っていく感じで考えています。それでは行ってみましょう。
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SIGMA fp Lになってから、電子シャッターになり、手ぶれ補正もなくなり、そしていよいよAFも奪われパンフォーカス運用となると、ついに「カメラを構えてシャッターを押すだけ」に近い状況になりました。実質「写ルンです」みたいな撮影体験ができます。しかも6100万画素で。
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レンズ自体は2016年に登場した比較的最近のレンズ。非球面レンズも使われており、とても現代的でシャープに写ります。私個人的にはとても好みです。京都駅ビルの複雑な構造も問題なく解像しているように見えます。少し困ったのは、Exif情報が保存されないので、この時絞りが何だったかいちいち覚えていないことですかね。。。多分この写真はF11くらいだった気がします。
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京都駅といえば大階段。高低差約30m、171段あるみたいで、毎年2月頃にこの大階段を駆け上がるタイムを競う大会があるとかなんとか。最速20秒くらいらしいです。次回大会は2024年2月23日に実施されるとのこと。
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カメラとレンズ合わせて700g少し。今までメインで活用してきたSIGMA 35mm F1.2 DG DN Artはレンズ単体だけで約1.1kgあったことに比べると、嘘みたいに軽いです。おかげで首から下げていても痛くなることもなければ、片手で持って撮ることも簡単にできます。
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本当はもう少し京都っぽいところを巡ってみようと思っていたのですが、この日は風も強く寒すぎたのでとっとと退散。移動します。
夕刻の大阪へ
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絞ってパンフォーカス運用するとなると、少し心配だったのが暗くなってきた時のノイズです。SIGMA fp Lには手ぶれ補正がないので、あまりシャッタースピードを遅くできないのです。なので、F8〜16あたりとなると、ISO感度はそこそこ高くしてあげる必要があります。普段私はISOオートで撮影しますが、ISOオートの設定でもシャッタースピード下限は「より高速」、ISO上限は12800くらいにして、なるべく高感度まで許容し、ブレないようにシャッタースピードを稼ぐようにしています。最近のLightroomなどのノイズ補正は非常に優秀なので、ISO12800くらいでもさほど問題ないかな〜と思ったり。(高画質機とはいえ、fp Lのノイズ耐性も結構高いと思っています)
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iPhoneの標準カメラが26mmなので、ほぼそれに近いレンズ。あっと思った時にパッと撮れるスマホのように、SIGMA fp LとElmarit 28mmの組み合わせで撮影することができます。それでいて、コンパクトな分、威圧感もないのも良いですね。GRⅢのコンパクトさには敵いませんが・・・
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夜の撮影でもある程度は問題なく行けそうです
シアン被りの対策は必要そう
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レンズの後玉が後ろに飛び出ているためか、周縁部にシアン系の色被りが発生しています(シアンドリフトとか言うみたいです)夜の写真ではあまり気になりませんが、明るめの写真などよくよく見返すと周辺部がシアンに色被りしています。そんな時、SIGMA fpにはカラーシェーディング機能があるので、そこである程度事前に補正できるはず。まだ検証できていませんが、日中など色被りが気になるシーンがあるので、カラーシェーディングの有無でどれくらい緩和されるかは今後みていきたいところ。
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ということで、軽くて持ち出しやすいレンズとボディが揃いました。カメラってバッグの中に入れてるとなかなか取り出して撮る気にならないものなので(私の場合)、なるべくカバンの外に出していつでも撮れる体制にしておきたいものです。撮影回数を増やすためのカメラ選び、のように、自分の撮影スタイルに合わせて、どんなカメラ・レンズを使うか考える時間もとても楽しいもんです。あーでもないこーでもないと熟考し、やっとレンズを買ったと思えば、また違う楽しさに気づいて、別のレンズが欲しくなる。それに気づいた頃にはすでに「カメラ沼」への第一歩を順調に踏み出せています。ようこそ、こちら側へ。
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