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【就活】015 「気づけていること」と「気づけていないこと」

【就活】なべじゅんコーチの「みんな 自分らしく」 No.15

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** 自分らしく、自分の魅力を伝える就活へ**
** 第1章 理論背景編         **
**  5.「気づいていること」と    **
**       「気づけていないこと」 **
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就活学生さんを コーチングで支援している
”なべじゅん” コーチです。
 

今回は、自分自身で「気づけていること」はわずかしかなく、
まだ「気づけていない」ことがたくさんある。
それに気づくことによって、
その後の意志決定、就活、さらに人生に役立つことを、お話していきます。
 
<今日の結論>
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1.人は普段、5%の意識領域しか使えていない。
2.意識領域にあるものは、考え、言葉として整理し、相手に伝えることができるようになる。面接では、この意識領域にあるものを ES・面接の中で面接官に伝えている。
3.無意識領域には、これまでの「体験」が保存されている。
この体験を掘り出し、自分にとっての意味合いを 再度理解し直すことで、意識領域へ持っていくことができる。これは、より魅力(自分らしさ、価値観)を伝えられる材料が増えるということ。
4.この深掘り、自己認識の整理をしているのが、真の自己分析です。
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5.「気づけていること」と「気づけていないこと」

ここからは、自分自身で (すでに)「気づけていること」と、(まだ)明確には「気づけていない」けど、それを活用できるように「発掘」し、整理していければ、もっと自分の人生(※その一部が就活)で役立つようにできますよ。
ということを話していきます。
 

1.「意識領域」と「無意識領域」

さて、急にあやしい話をします(笑)
でも、脳科学的な背景から来ているものですから、何か怪しい宗教めいた考えではないので、ご安心を。

我々は、生まれてから今日までの「体験」を全て無意識領域にある引き出しの中に保管している。でも、その中から活用できているものは、意識領域に持ち上げた ほんのわずかな体験だけなんです。

1)意識領域
図上部の三角形、青色の部分になります。
・人間は普段、意識領域で「考える」という行為をしています。
意識領域=「すでに意識できている領域」と捉えるといいでしょう。
なので、普段考えている時、
就活であれば、自己分析している時も、ESシートの推敲をしている時も、面接にどう回答しようかとQ&Aを事前準備している時も、
この「意識領域」で考えて、その結果をoutput(書き出す、発言)しているわけです
・また、面接において、面接官からは「言語」(言葉)で質問され、それに回答するみなさんも「言語」を使って回答していますよね。(当たり前で す。人類はまだテレパシーを実装していませんので;笑)

大事なこととして、
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⭐️自分が、気づけていることで、それを言葉にできていることのみを、相手に伝える事ができる!
ーーーーー
ということです。
 

2)人間が ”意識できている割合” は、たった「5%」
・ハーバード大学のジェラルド・ザルトマン教授によれば「人間は 自己の意識の中で、自分で認識できることは 5%にすぎず、 残りの95%は 自分では認識できていない」と言います。

すでに顕在化されている意識意識と、まだ顕在化されていない無意識領域

・認識できる 5%の意識については、自分自身で言語化することが可能ですから、相手(面接官)に言語で伝えることができます。

★けど、その量は「自分が(今)認識できていること 自分の頭の中にある全体から見たら、【たった5% の情報源(ソース)を使って】ESや面接で回答し、自分の優秀さ&魅力を伝えようと頑張っている、ということになります。
え、たった5%で、アピールするって、もったいなくないですか?
 

3)無意識領域とは、
一番上にある図で 下側の黄色い台形の部分です。
・ここで言う無意識領域とは、「自分の中にあるのだけど、自分が【意識的に使いこなせるように】は、整理されていない領域(情報の蓄積場所)のこと」だと考えてください。
なので、(将来も永遠に意識することのできない領域のことを言っているのではなく、)
 
★自分が意識できるように工夫すれば、残りの 95%のうち 使っていなかった(使い忘れていた)領域を有効活用して、自分の中での【気づき】を起こし、もっと意識的に 相手への情報伝達がしていける、ということなのです。
 (※ コレ、コーチングの引き起こしていることの 基本部分なんです)

「気づき」って、大事ですよ!

すなわち、ここで、なべじゅんが、提唱しているのは、
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★あなたの「無意識領域」に眠っている情報源から (就活/人生に)役立つものを取り出して、自分の中で深く理解する(内省、自己認知)ことで、自分のコアな「大切にしたいこと」「価値観」などを明確にすることができる。
この工程が「価値観」の言葉化であり、一度、言葉化されたものは 意識領域に自分なりの表現、言語で保存されますので、
就活の場面ならES・面接の場面で、「自分らしさ」「自分にしかない魅力」のアピールとして、面接官に魅力的に伝えていくことができるようになりますよ。ということ。
この一貫した取り組みが、真の自己分析だと、私は考えています。
(+ ES・面接で 伝わるようにする 表現方法も、別途必要ですが、)
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ということになります。
 

2.「無意識領域」から、何を取り出すの?

これも、何も怪しいことではありません。
簡単に言えば、皆さんの これまでの「体験」を取り出しているだけ なんです。
・みなさん含め人間は、生まれてから今日まで、山ほどの体験をしてきています。(就活学生の皆さんなら20数年分。私なら50年分!)
・でも、その「体験」って、多くのことは 忘れてしまいますよね。(と思っている、、、)
 
・でも、脳は、忘れていないんです。(えっ、本当に!?)
 
⇒ それぞれの記憶は、無意識領域にある引き出しに入れて 保管されていると、イメージしてください。
単に、引き出しに入れておいたものの その引き出しを開ける鍵を忘れてしまい、記憶の引き出しが、開かないだけなんです。
 

個人セッションでも、この話をすると、学生さんから、
「なべじゅんさん、そんなの忘れてしまいますよ。多くのことを覚えている なんで、ウソですよ!」と反論されます。(怪訝な表情で、)
そうですね、私も、思い出せないこと、たくさんあります。(昨日の夕食も思い出せないことがありますし、)
 
でも、この就活の取り組みとして やりたいことは、
★あなたのこれまでの人生において、【たいへん、重要な意味を持っているもの】を 思い出してもらい、取り出したいのです。
とすると、その方法は、あるんです。
 

3.「感情」に着目する

自分にとって【大変重要なもの】が取り出したいのです。
その引き出しを開ける鍵が、あなたの「感情」なんです。

「感情」を伴っての自己分析ができていますか?

その体験をした時に、どんな気持ち、何を感じていましたか?
それを、掘り出し、言葉化していくと、無意識領域にある 自分のとって大切なことが 意識化され、 相手に言語で伝えられるように、なるのです。
※この詳細は、次回に続きを書きますね。
 

■参考記事  消費者が語ってくれない「真実の95%」

消費者(お客様)が、なぜうちの会社の商品を買ってくれているのか? その理由を調査することが、マーケティングとして常に行われますが、
・消費者は、何を考えて その結果としての購買行動に至ったのか(思考プロセス)の全てを 論理的に説明することはできない。
・それも言葉で伝えようとするけど、言葉では伝えきれないもの。
 (言葉化した時点で、その人の内面にあった情報量も減ってしまう)
・質問する側(企業のマーケッター)も、暗黙の前提を持った状態で質問文を考えてしまうので、消費者の潜在意識を上手く引き出せない。
というような内容が書かれています。
 
 
(これを、就活の場面に当てはめてみると、)
これって、就活の面接の場面に置き換えても、同じことが起きていますよね。
・面接官 = 企業側の調査係。言語による質問で、目の前の学生さんをより詳しく内面まで知りたいとは思っているものの、その質問の発想は 意識領域(言語領域)に限られる。
・皆さん学生 = 自分をアピールしたいのですが、論理的思考のみでやってしまうと「5%の意識領域」にある情報(リソース)だけで、自分の魅力を伝えることになってしまう
狙いたい世界は、学生さんの魅力を余すところなく伝え切り、それをお買い上げ(内定を出す)して欲しい。そのやり取りを面接でしているわけです。
 
上記のリンク先に、三角形の図がありますが、
このように、お互いに 5%しかない「意識領域」同士だけで、質問と回答をやり取りしていると、本当はもっと深い 皆さんの魅力について、情報伝達が行われにくい、ということになってしまうのです。
 
これは非常にもったいないことだと、思うのですよね。
だって、皆さんの中には、95%もの まだ未整理なだけで、魅力を伝えることのできる 材料(資源:リソースといいます)が 眠っているんです。
  

皆さんの無意識領域には、「お宝」が埋まっているのです。
これを、自己分析の中で、掘り起していきましょう!
もちろん95%全てを取り出す必要はありません。ほんの数%でもいいのです。それだけでも、もっと魅力を伝えられる材料が揃うのですから。
 

今日は、ここまで。

<今日の結論>
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1.人は普段、5%の意識領域しか使えていない。
2.意識領域にあるものは、考え、言葉として整理し、相手に伝えることができるようになる。面接では、この意識領域にあるものを ES・面接の中で面接官に伝えている。
3.無意識領域には、これまでの「体験」が保存されている。
この体験を掘り出し、自分にとっての意味合いを 再度理解し直すことで、意識領域へ持っていくことができる。これは、より魅力(自分らしさ、価値観)を伝えられる材料が増えるということ。
4.この深掘り、自己認識の整理をしているのが、真の自己分析です。
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「感情」からアプローチする自己分析 という話に入ってきましたので、
次回は、「【感情】に着目する理由」について、話していきましょう。

お楽しみに♪
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■ Finding Mine 代表  なべじゅんコーチ
 感情に着目した自己分析から「自分らしさ」を引き出す 寄り添いコーチ






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