「ヤバい経営学」を読む15ーアドバイザーとアナリスト間の機密保持は作り話ー

「第5章仲間意識と影響力」の続き。
利益背反を防ぐために機密保持を約束しているがそれは作り話だ。

投資銀行ではアナリストが株の買い推奨を出したり売り推奨を出したりしているが、実際は投資銀行がアドバイザーについている企業について、アナリストはほとんどが株に高い評価をつけていることがわかっている。

投資銀行の曖昧な評価といいとこ取り。
投資銀行は買い売りホールドという三種類ではなく、強い買い推奨なども含めて五つの分類を使っていたりする。もっと細かい分類もある。いったいそこに何の意味があるのか。

利益背反から身を守るため?調査した結果、アドバイザー業務を担当している企業ほど、曖昧な評価表現が使われていた。

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