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「GE帝国盛衰史」を読む6 ーGE解体の序章?ー

「第13章歴史的事業からの撤退」。GEはコモディティ化した製造業部門を売却した。家電、携帯、そして歴史的な事業だったGEプラスチック。

莫大な金額で売却されて得た資金は自社株買いにも使われた。そしてGEキャピタルの膨らんだ資産は管理されておりGEは革新的な未来へ向かっていると外部にはアピールした。

本性を読んでいるとGEの気前の良い配当金と自社株買い連発は凄いと思わされる。その資金を製造業部門に当てて競争力強化に使っていれば。いやそれでは株価は維持できないのか。株価が自分の評価だとイメルトは考えているという話が何度も出てくるがそれではあまりにも視野が短期的過ぎるような。競争力のある重厚長大部門に事業絞って、巨大な金融事業会社になりつつあるように見えるが、これからどこに向かっていくのだろうか。

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