「歴史とは何か」を読む9 ー歴史学は科学か?ー

「第3講 歴史・科学・倫理」
科学(生物学)からヒント得て社会科学者が社会を有機体と考えるようになった。ダーウィン革命により科学に歴史が持ち込まれた。科学に進化の概念が導入されることで歴史における進歩が確認された。

しかし歴史は依然として帰納法的手法は変わらないままだった。歴史は科学であり、それ以上でもそれ以下でもない。

しかし1902年にポアンカレが科学と仮説という小さな本を出版したのが革命となった。科学者が表明する一般的命題とは仮説であり、検証、修正、反駁される定めであると。

アメリカの二人の哲学者の著した科学の方法についての教科書には、科学の方法は本質的に循環的であると言っています。この循環的はむしろ相互作用と言ってもいいかもしれません。

つまり、原理と事実の間、理論値実践のあいだの交互作用のプロセスによって新しい発見に進むからです。

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