美意識、干物女と『なにもしない』努力

私は結構ズボラで、俗に言う「干物女」である。だが、美意識が高そうとよく言われる。

「月の洋服代どれくらい?」「肌なにしてるの?」「ヘアケアなにしてるの?」「そのメークどうしてるの?」

こんな事を聞かれ、『なにもしていない』と答えてしまう。使用している物に関しては一応答えるのだが、だって本当に『なにもしていない』んだもの。服は高いものも買ったりもするが、新宿の地下街の低価格な店、下手したらスーパーの端で売ってるようなニットを着ていることだってある。

フェイスケア、ヘアケアに至っては、もともとの肌質、毛質などもあるのだが、化粧水の塗り方、髪は洗い方やオイルを塗り方にちょっと工夫がある。工夫と言ってもなんら大したことはない。自分の仕方と雑誌やらネットやらで美容家達が言っているやり方を比べて取り入れてみたりそんなもんだ。

メイクに至ってもそう。欲しいデパコスがあれば、SNSでデパコスにテクスチャーが似ているものを探して購入したりする。(ベースなどは高いものを購入するようにしている、アラサーなので。笑)そして、なんとなく雑誌やSNSやらで紹介されたり、デパコスコーナーで美容販売員のお姉様方にしてもらったメイク方法の真似事をしたりはするが、基本は『なにもしていない』。

服もなんとなく流行しているようなもの雑誌で漁り、低価格の店で同じようなものを探して買い、シンプルめなものやコートは高いものを買うと決めているが、特に『なにもしていない』。

情報を得たり、雑誌など読み漁る事は、私にとっては、『なにもしていない』のだ。なぜなら努力ではなく自然と行っていることなのだこら。私は美が求められる職に就いていたので、それを知る必要があった。昔は毎日のようにデパコスコーナーやドラッグストアのメイクコーナーに入り浸った。情報を集め自分をアップデートする事に必死だった。だが、それは『楽しい』があったからだ。楽しさは、職場のお姉様方や友人から教わった。メイクの仕方や、ネイルなど色々教えてくれたものだ。

歳を取るとそんなお姉様方もいないし、友人も少なくなる。

だが、もし、嫌いな事、苦手な事がある人は試してみて欲しいことがある。それは、楽しいと思える本や、動画サイト、映画などから入ることだ。例えば、インターネットで「楽しい○○」という本を探し、購入するのだ。その分野にのめりこんでいる筆者がその世界にいざない、面白おかしく語ってくれるだろう。そして、楽しさの見つけ方を教えてくれる。私のようなお姉様方や友人がいなくたってできるのだ。それでも、本当に苦手な物もあるとは思うが、、、。(足の沢山ある昆虫は見るに耐えないなど。)これなら、今のような自粛モードでも実践できる。私自身、楽しさを知った分野の勉強に関しては、何時間も机にかじりつき勉強したものだった。

もし、苦手な事に挑戦しなければならない時は楽しいと思う方法をみつけると、気付いたらその世界の虜になり、『なにもしていない』のに自然と得意分野となっているかもしれない。

ただし、人間関係に関しては別であると思うのだけれど。笑


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