ツナマヨコーン

朝起きると、夜かけて寝たはずの
タオルケットはめくれ上がり
夏の朝日が窓から差し込んでいた。

二度寝しようにも
暑くて目が覚めてしまう。
仕方ないので起きることにした。

顔を洗ってから
ツナマヨコーンの製作にとりかかる。
先日作った残りがあったので
ツナ缶とスイートコーン、マヨネーズ、胡椒
それらをただ混ぜただけのツナマヨコーンソース。
それを食パンの上に塗って
上からとろけるチーズをのせて焼く。

朝からちょっと豪華でいい気分になる。
もちろんお腹も満たされるし。

「ツナマヨコーンと、コーヒーを淹れよう」
そう思って、ツナマヨコーンを焼いている間に
ティファールのスイッチを入れた
ティファールを沸騰させている間に
お花にお水をあげようと思い
わたしはベランダへ向かった。
外は風が少なく、とても蒸し暑い。

キッチンへ戻ると、ティファールのお湯が
沸騰する前にスイッチを切られていた

「さいあく」

たったこれだけのことで?
と思うかもしれない。

でも朝の次々作業をこなさねばならない
そんな時間帯に、横からあれこれ手や口が
出てくるのは本当に煩わしいもの。

次あれやってこれやって〜
これができる頃にこっちこうして〜
自分のリズムを1つでも狂わされると
とてもご機嫌斜めになる。

同居人は、わたしが沸かしたお湯を
自分のお茶用に沸騰前で止めたらしい

同居人は猫舌なのか
ティーパックでお茶を飲むときは
決まって、ぬるめのお湯をつくる。

細かい葉のティーパックはそれで
抽出には十分かもしれない。

でもコーヒーを飲んだことのある人ならわかるだろう。
コーヒーを濃く美味しく抽出するには
最低でも85°c以上は必要だろう
(これでも低いくらいだが)
豆の種類によっては
お湯が暑すぎると雑味が出てしまい
うまく抽出できないが
わたしの豆は沸騰させたほうが
濃く美味しく抽出できる。

コーヒーなど飲まない同居人にとって
コーヒーの抽出など、温度は関係ないらしい
熱湯で入れようが、ぬるま湯で入れようが
変わらず味が出ると思っているようだ。

しかし、ぬるま湯で入れたコーヒーは
味も色も全て薄い上に風味も出すことができず
まったくもって美味しくない。

途中で沸騰を止めた同居人に
刺すような目で
「なんでそんなことするのよ!」
と少しやな感じで言ってしまった。

そんなことで怒られると思わなかっただろう
驚いたような顔で謝っていた。
「ご、ごめん、、、(´・_・`)」

お茶用に使おうと思うならむしろ
沸騰寸前で止めてしまったお湯を
早急に自分のマグカップに注ぎ
早急にティファールに水を入れ直し
沸かしなおせばよかったんじゃないのか?

文章にしてみると
自分がいかに些細なことで目くじら立てている
のかがよくわかって恥ずかしいが、、。

些細なことでも嫌なものは嫌なのである。

ここでスルーを決め込んで。

「あ、そう。じゃあわたしまたお湯沸かすわ」
で、終わらせるのがよかったのかもしれないが。
まあ人が沸かしたお湯を横から止めに来た方がおかしいと思うので。

わたしはそれ以上は何も言わなかった。
お互い在宅勤務なので
同居人はマヨコーンをさっさと平らげると
そそくさと仕事部屋に移動していった。

( ̄•• ̄)

よろしくおねがいします⁽⁽ ( ˊᵕˋ ) ⁾⁾